【ことばの発達】就学前のことば遊び/ギフテッド育児で実践済み!

天才を伸ばす育児

ことばによる表現力は、子どもが持って生まれた才能が社会生活で開花するかどうかを左右する要です。

就学前の段階でしっかりしたことばの基盤を作るために、わが家のギフテッド育児で実践していた「ことば遊び」は、どのご家庭でも簡単にできることばかりなのに、効果は抜群。

確実にことばの発達が促され、親子のふれあいも深まる遊び方なので、ぜひみなさまもご自宅で取り入れてみてください。

【ことばの発達】家庭での「ことばシャワー」が豊かさの秘訣

言葉が発達するプロセス。4つの相乗作用

参照文献:うるま市立天願こども園(旧天願幼稚園)の国吉貴子教諭による「幼児期に言葉の感覚を豊かにするための援助のあり方」p.5の図をもとに、サイト運営者が画像を作成(閲覧日2022/03/16)

ことばの豊かさは、

  1. 心が動く体験をする
  2. 体験から感じた気持ちをことばで表現する
  3. さまざまなことばと出合う
  4. 適切なことばの使い分けが可能になる

という、周囲との相互コミュニケーションにより育ちます。

【ことばの発達】親が担う役目をお忘れなく!環境準備とお手本役

【ことばの発達】親が担う役目をお忘れなく!環境準備とお手本役。本を読む親子
  • 子どもが毎日の生活で「ことば」に慣れ親しむ環境を親が用意する
  • 親のことば使いは子どものお手本と心得る

お子さんにだけ「ことば発達」の課題を押し付けるのではなく、まず親御さんご自身が最良のお手本となるように心がけてください。ムダに幼児教室のレッスンを増やすより、賢い子を育てる効果があると私が保証しますから、楽しみながら頑張って!

時間とエネルギーを心底楽しく育児に使えないと、天才児は育ちませんわよ(笑)。

【ことばの発達】心が動く体験をする

【ことばの発達】心が動く体験をする。野原で葉っぱと遊ぶ男の子

大人にとっては退屈な日常も、好奇心のかたまりである子どもにとっては、パラダイス。ですから、子どもには本来、「自分の体験したオモシロイことを、話したい!」という欲求があります。

子どもが自分の体験を伝えたい相手のナンバーワンは、もちろんご両親です。

ワクワク・ドキドキ・ガッカリ・ヤダヤダ…。お子さんの日常は、親御さんに聞いてもらいたくてたまらない、心を動かす体験であふれているはず。そんなお子さんの冒険談にキチンと耳を傾け、お話を注意深く聞いてあげましょう。

「話を聞いてほしい!」という意欲に満ちたりたお子さんではなく、スマホを<注意の共有>相手に選ばないように。

【ことばの発達】体験から感じた気持ちをことばで表現する

【ことばの発達】体験から感じた気持ちをことばで表現する。Wordsの画像

「話したい!」という意欲とは逆に、子どもは感情をことばで表現するのは、まだ苦手。

ここで、親御さんの出番です。

まだ語彙も少なく、心は動いたけれど、体験の伝え方がわからないお子さんの気持ちを上手く汲み取って、感情をことばに変えるお手伝いをしてあげましょう。

注意していただきたいのは、子どもの話をけっして遮るのではなく、あくまでも気持ちに寄り添いながら、的確な表現を親が口にしてあげることです。

子どもの体験した気持ちを決めつけるような発言は、絶対に控えてください。

【ことばの発達】さまざまなことばと出合う

【ことばの発達】さまざまなことばと出合う。アルファベットのクッキー

読み聞かせや童謡の歌唱、そして図鑑の使用で出合うことばの種類を、さらにことば遊びで広めていきましょう。

就学前の子どもは、遊ぶことが大好きなので、親子での「ことば遊び」にも大喜びで参加してくれます。

わが家で実践していた日常生活での「ことば遊び」については、以下に記します。

【ことばの発達】適切なことばの使い分けが可能になる

【ことばの発達】適切なことばの使い分けが可能になる。家族・友人・他人との会話

使えることばが増えてくると、ことばで表現することがもっと楽しくなります。すると、家族・お友だち同士・他人との会話など、あらゆる場面に適応したことばを選ぶ能力が、ムリなく育ちます。

ことばが発達するプロセスは、それぞれが相乗作用を生むので、「親が子どもの話を興味深く聞く」ことから、大きな実りをもたらします。

【ことばの発達】ギフテッド育児で実践していた「ことば遊び」

【ことばの発達】ギフテッド育児で実践していた「ことば遊び」。WORDS HAVE POWERの文字
  • 形容詞プラス名詞
    例)赤いリンゴ/傘/服など。最初はまず「赤い」何かを家にあるものか見えるものから探す。遊びに慣れてからは、想像して答える。
  • 反対ことば
    例)大きい/小さいなど。「大きい/小さい動物は何?」と、遊ぶだけではなく図鑑でもチェック。
  • 同じ音で始まることば探しをテーマごとに
    例)「あ」の音と国名。アメリカ・アルゼンチンなど。図鑑を見ながら、国の場所も確認。
  • 擬音語と意味の説明
    例)ガサゴソは、枯れ葉の上を歩くときに出る音。その後散歩で実際に音を立てて遊ぶ。
  • 仲間探し
    例)果物:リンゴ・梨など簡単なレベルからスタート。上級レベルでは、「国旗の色に赤がある国探し」、「卵を産む動物探し」など、仲間のテーマを拡大して応用。

ちなみにアボカドが果物であることを、スーパーマーケットのセルフレジで娘が発見して、親子で大騒ぎした思い出があります。イチゴが野菜と図鑑で調べて知っていた(けど私には言わなかった)娘と、「果物か野菜か」で賭けをして、負けた私がおやつに特別サービスのアイスクリームを用意した、なんてこともありました。

今回の記事でご紹介した「ことば遊び」の例をどんどん広げて、ご家庭でのことば遊びに活用してください。

みなさまの「ことば遊び」の時間が、楽しく素敵なものになりますように♪

英語に走るより、まず日本語を育てることが大切な理由については、コチラの記事をご覧くださいませ。

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