【健康な歯で知能を高める】ギフテッド育児で実行した8つのこと

飛び級児成長記

今回は、歯のお話です。

厚生労働省の調査によれば、虫歯になったことがまったくない人の割合は、20代で10〜20%、30代では0.5%だとか。

おかげさまで、ウチの娘は虫歯ゼロ、美しい歯並びで成人することができました。

娘の成長過程で歯の健康を保つことができたのは、私の身近にいた専門家たちに、歯が知能に与える影響を教えてもらえたおかげだと、私は今でも感謝しております。

そこで今回の記事では、わが家で実践していたデンタルケアの8つのポイントをご紹介したいと思います。

子どもの頭を良くしたいのなら、歯を大切に!専門家の助言

歯の健康と知能の高さは関連している

歯の健康と知能の関連について、私に助言をしてくださった専門家は、私がプレママ期に大学院で履修していた神経生理学の教授と、娘の誕生時にお隣さんだったベテラン言語聴覚士のマダム。

偶然にも、言語聴覚士の方のお子さんもギフテッド。この方は医学で2つの博士号を取得し、お医者様としてご活躍中です。

神経生理学博士と言語聴覚士によるアドバイス:
噛む力は、脳の活力を上げる

ですから、「子どもの咀嚼力を強くするためのデンタルケアを心がけなさい」という助言でした。

御二方からのアドバイスにより、私が実行していた8点をご紹介していきますね。

ギフテッド児が育ったわが家で実践していたデンタルケア

  1. 大人と同じ食器を子どもに使わない
  2. おしゃぶりは使わない
  3. 間食は果物・野菜中心
  4. できるだけ歯にくっつかないおやつを与える
  5. 飲み物はお水・お茶
  6. できるだけ早く歯ブラシに慣らす
  7. あとみがきは小学校高学年まで
  8. お菓子は週1のスウェーデン式

大人と同じ食器を子どもに使わない

いちどでも虫歯になったことがある人の口腔には、虫歯菌が存在します。

もともと赤ちゃんのお口の中には虫歯菌がいませんが、親御さんに虫歯の治療経験があれば、食器の共有から虫歯菌が赤ちゃんにもうつってしまう、とのこと。

ですから、スプーン・フォーク・お箸・コップなど、直接口にするものは、大人と共有しないことを自宅では徹底していました。

定期的に赤ちゃん/お子さんのお世話をしてくれる身内の方にも説明して、理解/協力を求めましょう。

「できるだけ共有しない」ことが大事なので、万一おばあちゃまなどがお子さんと食器を共有したことがわかっても、パニックにならないで! 不快ですけどね。

おしゃぶりは使わない

おしゃぶりは、歯並びが悪くなる原因なので、できるだけ使用を避けましょう。

ギフテッド児は、赤ちゃんのときから口よりも手を利用して、物事の探索をしますよね。ですから、初めからおしゃぶりを与えないのがいちばん楽な方法なのではないか、と思います。

もしお子さんがおしゃぶりに慣れてしまっている場合、「やめなさい!」とムキになったり、自己嫌悪に陥らないで!

私も、アドバイスを受けていなければ、きっと知らずにおしゃぶりを使っていたと思います。
親がムキになっている感を出すと、かえって子どもが反発しておしゃぶりにこだわるようになってしまいますので、ご注意!

私の隣人だった言語聴覚士の方が、親御さんにオススメしていた「おしゃぶりとのお別れ儀式」、効果絶大だと私の知人たちも言っていたので、ぜひご家庭でお試しください。

間食は果物・野菜中心

わが家の定番は、りんご・バナナ、にんじん/きゅうりのスティックでした。

旬の果物や野菜をたくさん食するように、心がけていました。

できるだけ歯にくっつかないおやつを与える

子どもはまめにエネルギーの補給をしないといけないので、長時間出かけるときには、おやつが必要となる場面もありますよね。

そんなときには、チョコレートを選んでいました。イメージ的には、ラスクの方が健康に良い感じがしますが、歯の健康にとってはすぐ溶けるチョコの方が良いとのこと。もちろん食べすぎは禁物ですが。

自宅以外の場所(保育園やお友だちのお宅など)で、娘が歯にベトベトくっつくようなおやつをいただいたときの私の対処法は、「気にしない」こと(笑)。

日常生活で親ができるかぎり配慮してあげることが大切だ、と私は考えていましたので、たまに起きる例外には目をつぶっていました。

飲み物はお水・お茶

飲み物は、基本的にお水やお茶を与えていました。

特に出先で食べ物を与える際には、間食・おやつの後で必ず水を与え、食べ物の残りができるだけすすがれるように心がけていました。

果物や野菜のジュースは、ほとんど与えていませんでした。ジュースよりも、食べ物を噛む習慣をつけて欲しかったこと、また既製品のジュースの中には糖分が多いことを考慮したためです。

また、人工甘味料を使っている飲み物は、避けていました。

できるだけ早く歯ブラシに慣らす

人間何事にも慣れが大切なので、初めての乳歯が生えるころから、歯ブラシを口に入れて遊ばせる時間をとりました。

誤飲を防ぐために、必ず大人が立ち会うようにしてくださいね。

あとみがきは小学校高学年まで

本人がまず歯をみがき、そのあと私があとみがきをするスタイルを、わが家では2歳ごろから小学校卒業時点まで続けていました。

お菓子は週1のスウェーデン式

スウェーデンでは、子どもにお菓子を食べさせるのは週に1回、土曜日だけという習慣があります。スウェーデン出身の知人によれば、もともとは歯科医がスタートした虫歯予防キャンペーンに由来する習慣だそうです。

このスウェーデンの習慣を、わが家では取り入れました。

既成品のお菓子を買い与える場合は、土曜日の午前中にお菓子をバラ売りしているお店に向かい、娘が自分で食べたいお菓子を選ぶ、という方法です。

購入するお菓子の量は、私たち大人が決めました。ただ、食べきれずに残ったお菓子があれば、その翌週も同じものを食べるという約束を、娘と交わしておりました。

娘にしてみれば、先週の残り物で固くなっているお菓子を食べるより、毎回新しいものを選べる方が楽しいのは当然。

慣れてくるに従い、少ない量でたくさんの種類を選びたいと娘が交渉してきましたので、お菓子を何種類購入していいのか、その数については、適宜に調整していました。

定期的に親子でお菓子作り

娘が2歳のころから、イースターやクリスマス、お誕生日、そして保育園がお休みでいつもよりゆったりと時間がとれるときには、親子で一緒にお菓子を作る習慣を取り入れました。

3歳〜小学校入学時までは、娘の希望でお菓子作成タイムは月1回にペースアップしました。

新鮮な材料を用意できることはもちろんですが、体に入るものを自分で選べることも、自家製のお菓子の大変な魅力だと思います。

自分たちでお菓子を作るときには白砂糖は避け、ココナッツシュガーやハチミツを甘味料として使用していました。

お菓子作りを利用して、娘が楽しみながら能力をステップアップできるようにサポートしていた経過は、コチラの記事にまとめてあります↓。

以上8点が、虫歯なしで成人することができた娘の成長過程で、私が実践していたデンタルケアの内容です。

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・・・「お宅のお嬢さんは歯並びが綺麗」というわが家のお抱え歯医者さんの言葉を信じ込み、スイスで広く利用されている「子どもの歯列矯正への追加保険」に加入しないまま過ごした私たち。

完璧さを求めるスイスの歯列矯正のレベルから見ると、娘の歯列は「矯正がオススメ」と診断された結果、思わぬ多額の出費となりました。転ばぬ先の追加保険、歯列矯正に敏感な海外住みのご家族は、早めに確認しておいて損はありません。

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