【わが家のギフテッド児】小学校入学時の特徴/勉強は(まだ)楽しい

飛び級児成長記

ギフテッド児の教育を重視している私立小学校に入学した娘。同級生は「作られたギフテッド」だらけの特殊な環境で、「普通の子」だった娘は、学校生活と授業を楽しみながら習い事を本格的に開始。

知能偏重を避けるため、学校側からの飛び級提案を、小1の時点では辞退しました。

【わが家のギフテッド児】授業は簡単でも楽しい/学校の完璧な個別指導

小学1年生の男の子と女の子

入学初日から暗雲が立ち込めたかのような小学校生活でしたが、娘本人はマイペース。
(私がお先真っ暗と感じた入学式の様子は、【天才児のラベル】優秀児を天才児に仕立てる親の執念はムダで酷い!の記事でご覧ください)

就学前に自然と身につけていた文字や数字の観念を、学校の授業でこれまで自分が知らなかった形態として習うことが、娘にはとても新鮮だったようです。

「毎日、楽しい!」と大喜びで、学校に通っていました。

そして、ギフテッド児への指導をキャッチフレーズのひとつに掲げていた学校側の個別指導能力は、見事なものでした。

娘の場合は、小1の学習内容では物足りないことが入学直後に明らかになったので、英語を除く全科目で追加の課題が出されていました。

ちなみに小1から英語学習をスタートした娘は、15歳のときに「ケンブリッジ英語検定 C2 Proficiency」を、最高点のAレベルで取得することができました。

両親の母国語は非英語、英語圏で生活したのは1ヶ月の留学期間だけ、学校以外に英語のレッスンゼロで育った娘。

そんな彼女が、英語検定で最もレベルの高いテストを最高点でパスできたことは、やはり学校側の指導法の賜物ではないか、と思います。

各英語検定試験の難易度レベル比較表と、娘が受けた語学教育のカリキュラムは、コチラ↓に載っていますので、興味のある方は記事をご覧ください。

【わが家のギフテッド児】習い事で知能以外の能力と友達の輪作り

ギフテッド児の習い事:小1からピアノとクラッシックバレエで知能以外の能力と友達の輪作り

幼いうちは、お稽古事より遊びの方針で娘を育てましたが、小学校入学を機に、習い事をふたつに増やしました。

習い事を通じて、娘に身につけてほしかったことは、

  • 今できないことにチャレンジする
  • 嫌なことから逃げない
  • 具体的に自分で目標を掲げる
  • 課題克服のために努力・継続・忍耐力をつける

といった目的の他に、

学校以外でも自分の居場所を見つけるため

でもありました。

常にまわりと違うテンポとスタイルで成長するギフテッド児にとって、「自分の好きなこと」で結びつく人たちと交流できる場所は、先行き長い学校生活を送る上でも、精神的な支えになると、私たちは考えたのです。

親の私たちは、「音楽とスポーツの習い事」をそれぞれ1種類ずつ、という枠取りはしましたが、お稽古事の種類は、娘に自分で選ばせました。

習い事をふたつと提案したのは、娘がすぐに退屈してしまうからでした。何事も習得が早い、けれど常にチャレンジできることがないと、花がしぼむように元気をなくしてしまうので、とりあえず2種類のお稽古事をそれぞれ週1でスタートして、足りないようであれば追って調整する心づもりでした。

結局、娘が選んだのはピアノとクラシックバレエ。ピアノのレッスンは大学入学時まで週1で通い続けました(大学の講義時間とレッスンの折り合いがつかず、やむなく中断)。

クラシックバレエは、現在まで週に5〜7回、引き続き通っています。

つい先日、「私をピアノとバレエに好きなだけ通わせてくれたことは、両親からの最高のプレゼントだった」と娘が話していましたので、習い事の効果は予想以上にあったようです。

学校側からの「飛び級」提案を辞退/理由は「授業が楽しい」から

学校側からの「飛び級」提案を辞退/理由は「授業が楽しい」から

学校/学校独自の縦割り学童保育(小1〜6)/ピアノとバレエのお稽古、プラス週3〜4回の図書館訪問と、娘はとても充実した毎日を過ごしておりましたが、小1の時点で学校側から2回、「天才児認定を受けて飛び級すべきではないか」と打診がありました。

しかし、私たちは小1の段階では「飛び級をしない」という決断を下しました。

その理由は、娘のクラスがそもそも小1・2年の合同クラスで、すでに娘に最適な学習プログラムへの対応を、学校が配慮・実践してくれていたこと。そのような状況で、形ばかりの飛び級をすることに、意義が見出せなかったのです。

そしてさらなる決定要因となったのは、娘が「授業が楽しい!」と感じていたこと。

担任の先生にお話を伺ったところ、娘は毎日、笑いが絶えない明るさで授業を受けているとのことでした。ですから、小1で2回目の飛び級打診があった際、「現段階では、飛び級はしない。けれども少しでも娘が退屈そうなそぶりを見せるようになったら、考慮する」と、お答えしました。

当時の担任の先生は、天才児認定を受けた子どもたちが毎年続々と入学してくる小1・2年のクラス担任としてベテランの方。

「学校側が飛び級をすすめることも稀ですが、親御さんが『飛び級しなくて構わない』と発言なさったのは、初めてです」と笑っていらっしゃいました。

ですが、「大急ぎで学び、疲れてしまう子ども」を育てるより、「楽しくなければ学べない」と信じているわが家にとっては、小1での飛び級辞退は、納得のいく結論だったのです。

【わが家のギフテッド児】まとめ・小学校入学時での様子

  • 小学1年の授業は簡単、でも楽しい
  • ギフテッド教育を重視していた学校の完璧な個別指導で、飛び級なしでも必要とするレベルの学習内容を習得
  • 学校外で「好きなこと」でつながる友人の輪と、知能以外の能力を得るために、ふたつの習い事を開始
  • 授業を楽しめる間は、学校側からの飛び級提案を辞退
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