【1歳児への読み聞かせ】天才を育てる4つの能力を伸ばすコツ〜実践済

天才を伸ばす育児

1歳児の発達レベルに合わせて、子どもの能力を伸ばしながら親子で読み聞かせを楽しむためのコツをまとめました。

読み聞かせの効果を高めるために、私が実践した方法も実例として挙げていますので、よかったら参考にしてください。

  • 【1歳児・読み聞かせ】見る/知る/まねる/わかる能力を伸ばす
  • 心理学博士の私が実践したテクニック【読み聞かせ・1歳児】

【1歳児・読み聞かせ】見る/知る/まねる/わかる能力を伸ばす

笑顔の1歳児

1歳児は、まわりのことに興味津々。
読み聞かせを通じて、学ぶ喜びが何十倍にもなるように、1歳児にできることを意識して、お子さんの能力を伸ばしてあげてください。

天才を育てるために正しく把握:見る能力【1歳児の発達】

1歳児の見る能力・赤ちゃんの目

0歳児のときに主役だった「口による探索」は次第に姿を消し、代わりに「視覚」からの情報が、1歳児の知識を広げる中心的な役割を果たすようになります。

絵本で見つけた物や動物など、細かなことに興味を持つようになり、自分が見つけた物を指差して、大人に合図するようになります。

また、いつも身近でお世話をしてくれる大人を目で追ったり、積極的にアイコンタクトを取るようにもなります。

天才を育てるために正しく把握:知る能力【1歳児の発達】

1歳児はものに名前があると知る。犬・服・赤・車。

さまざまな物には、特定の名前が付いていると知るのも1歳児の頃。

物の名前を知ることが、楽しくてたまらない時期なので、絵本を一緒に見ながら絵を指差し、親御さんが物の名前を教えてあげると大喜びします。

天才を育てるために正しく把握:まねる能力【1歳児の発達】

1歳児は口真似ができる(赤ちゃんの口)

物の名前を耳にすると口真似して、自分から積極的に使うようになります。
まだ幼いので、名前をうまく発音できないこともしばしばありますが、そのようなときには「ちがうわよ」などという否定的なコメントは控え、大人が正しい発音で言葉を繰り返すように心がければ、それでOKです。

天才を育てるために正しく把握:わかる能力【1歳児の発達】

1歳児は物のカテゴリーがわかる。色分けしてあるカラフルなブロック。

動物・植物・大人・子ども・赤・青・・・と、世間で目にする物を「特定のカテゴリー」に分類してわかる能力がつくのも、1歳児の頃です。

絵本を見ながら、まず「動物」など大きなカテゴリー別に物の名前を親が読み聞かせ、ひと通り物の名前を繰り返してから、「小さい動物」「大きい動物」のように、カテゴリー内をさらに小さなカテゴリーに分ける。もしくは同じ「色」の動物を探すなど、別のカテゴリーもテーマにすることで、学びの幅が自然と広がります。

「このカテゴリーは、まだ終わっていない!」などと、肩に力を入れる必要はありません。
子どもが興味を示す絵に、大人が反応してあげることが、いちばん大切です。

コチラ↓の本は、わが家で実際に使用していた絵本にそっくりなタイプのもの。1歳児に適した読み聞かせを行うために最適で、親子で楽しめると思います。

1歳児への読み聞かせで天才を伸ばす【応用編】

心理学博士の私が実践したテクニック【1歳児での読み聞かせ】。カテゴリーを関連付ける方法。

0歳児での読み聞かせのときにも、「本→体験→本」と知識をつなげる方法をご紹介したので、よかったらこちらの記事もご覧ください。

大人にとっては当たり前のことだらけの毎日ですが、1歳児の目に映る日常生活は、遊園地並みの楽しさであふれています。

例えば、わが家で絵本の読み聞かせをする際には、私は以下のようにカテゴリー同士で結びつけて、娘の知力を伸ばす工夫をしました。

ちなみに、娘のお気に入りだった本は、Mein grosses Wimmelbuch

ドイツ語版ですが、ドイツ語が出てくるのは看板の文字のような部分だけで、全ページが愛らしく繊細な描写の絵でいっぱいの絵本なので、皆さんにも本当に、本当に手に取っていただきたい!わが家では娘の小学校入学時まで、大活躍した思い出の絵本です。

余談になりますが、私が在籍していた大学院にいた博士たちは全員、幼少期にこの本のシリーズで育っていたので、天才を育てる絵本かもしれません(笑)。

例)道を渡る「犬」からスタート

  • これは「犬」です。「犬」が3匹います。
  • この「犬」は茶色です。(1匹目を指さす)
  • この「犬」は、ここが茶色で、耳としっぽは白い色です。(2匹目を指さす)
  • この「犬」は、黒い犬です。耳もしっぽも黒い犬、からだ全部が黒い「犬」です。(3匹目の黒い犬を指さす)
  • 他に「黒い」ものは、何でしょう?(黒い犬を指さしながら)
  • 「車」のタイヤが、「黒い」色です。(すべてのタイヤを指さす)。
  • じゃあ、「茶色」のものは何でしょう?(もう一度、1匹目の茶色の犬を指さしながら子どもにたずねるように)
  • 女の人のカバンが「茶色」です。
  • あら、大変!キキーッ、ゴツン。「茶色」のカバンを持った女の人に、自転車がぶつかりました。女の人は、大丈夫かしら?
  • 女の人のカバンは「茶色」、カバンはふたつとも「茶色」です。
  • 落ちた「茶色」のカバンから、「赤い」りんごがこぼれています。
  • 他に「赤い」ものはありますか?

さまざまな物の名前とカテゴリーを組み合わせ、子どもにも回答を促すような形で読み聞かせをすると、1歳児のお子さんは大喜びするはず。

漠然と読み聞かせをされているのではなく、「自分も積極的に参加できる」と子どもは敏感に感じ取るので、そのうち、自分から進んで同じカテゴリーの物を探すようになります。

お子さんが正しい答えを見つけたら、ほめてあげましょう。


ただし、1歳児への読み聞かせで気をつけていただきたいのは、あくまで「回答を促す」ようにアイコンタクトを取るということ。

「これは何色?」などと正解を期待してたずねる、または「この間、これは赤だと言ったでしょ」などとお子さんを叱ることは、絶対しないように心がけてください。


答えを促し、子どもに考えるチャンスを与えつつ、大人が主導権を握らなければ、1歳児への読み聞かせは成功しません。

赤いリンゴ

読み聞かせの目的は、「知識が広がることの楽しさ」を親子で体験すること。

絵本で見つけた赤いリンゴを、スーパーマーケットで娘と私のどちらが先に見つけられるか、なんて競争をわが家ではしていました。これが、意外と楽しい(笑)。娘だけでなく、私も思わず本気になって探していました。

読み聞かせは、大人が童心に戻る、心へのボトックス効果も絶大なので、「読み聞かせがちょっと苦手…」と感じているママさん・パパさんは、もしよかったらお試しください。

みなさんが「お楽しみ第一」の読み聞かせを、お子さんと体験できますように!

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