有名校の小学校受験の成功を握るカギは、親が時間単位で立てるスケジュールだとか。
お受験準備では失敗確実の私が、天才児の子育てで重視したのは、「成長の発達課題克服のスケジュール」への適時・的確なサポート。子どもの幸せな人生は、自律・自立抜きではあり得ないのです。
読むだけで手に汗握る。小学校お受験組のママが完璧にこなすべき課題

難関校と名高い有名校の小学校受験で、多くの合格者を出している幼児教室の主宰者の方が執筆された記事を拝見して、私の頭に浮かんだこと。
もし私たち家族が日本住まいだったら、ウチの娘は有名小学校の入試には、合格できなかっただろうな…。
幼児教室主宰者の方のお話によれば、子どもの教育にあたり大切なことは、親がキチンとスケジュールを立てること。
- スケジュールの基本は週単位。ただし、小学校のお受験をするのであれば、時間単位でスケジュールを立てることが不可欠
- 長期的な目標(受験模試や運動会)から逆算して日々の計画を実行
・・・と、ここまで読んだだけで、ナーバスになった私は手に汗を握る始末。
「小学校お受験のためのスケジュール管理の必要性」を読んで、ドキドキする読者は私だけではないのでしょう。親側の緊迫感を和らげるためか、
- 計画したスケジュールの進行状況に完璧さを求める必要はない
- スケジュールは詰め込みすぎず、少しゆとりを持って
- 目標にこだわりすぎないことが、継続の秘訣
- 親用の休息時間を取り入れることも大切
と記事内にありますが、なぜか私の緊張度が最高レベルになるという逆効果。かえって、「完璧さ」を求められているような印象を受けるのです。
もしわが家が小学校のお受験組だったら…親の私がまずアウト

もしウチの娘が小学校のお受験組だったら、そもそも親の私が子どもを合格に導くスケジュールを立てられるかどうかさえ、自信がありません。
万にひとつ、私が苦心の末に完璧なお勉強スケジュールを立てることに成功した、と仮定しましょう。
しかし好きなことに熱中すると、完全に自分の世界に浸る、幼少期のわが娘。
例えば、動物園のワニの水槽の前で1時間以上座り込んで観察を続ける娘を、現実の世界に連れ戻せない私は、「今日の課題が片付かない」と髪を逆立ててキリキリ舞い。
激しい親子バトルの末、でき上がったものは本日の課題ではなく、私の眉間に刻まれた深い皺だけ、なんてところがオチだというシナリオ展開。
想像しただけで、私の呼吸は陸に打ち上げられた魚の状態。
いやぁ〜、日本で小学校お受験組の親御さんは、大変ですね。
リカレントで博士になった母、お受験ママとしては失敗確実と妄想

・・・ちょっと気になったので、この方が主宰する幼児教室について検索したのですが、その指導方法がこれまたスゴイ。
幼児教室は、全クラス保護者参観型。保護者は授業中メモを取り、子どもが自宅で復習する際には、幼児教室の先生と同じやり方で、子どもに指導する必要があるとか。
これは完全に、私にはムリな課題。
もし私が幼児教室の授業に参加する保護者のひとりなら…
- 自分が小学生だったときにできなかった算数の問題をまだ解けないと認識して、固まる
- 人を観察することが大好きな性分が災いして、「あのお子さんは伸びそうね」「あのお子さんはムリしている」などと注意力が散漫になる
- 私の横で脇目もふらず完璧なノートを取っているお受験ママの様子から、焦りを覚える
- 私のノートは依然白紙状態。娘よ、すまぬ
- ふと娘を見やると、私と同じく他のお子さんの様子を精力的に観察中。「黒板の方を見なさいってば」と声を上げそうになる
- この母にして、この子あり。文句は言うまいと悟りの境地。高い授業料は人生の勉強代と諦める
あぁ、小学校お受験合格は絶望的…となるのが関の山。
子どもを幸せにするスケジュールは人の【発達課題克服】が基本

小学校お受験組のママとしては失敗確実の私ですが、わが子の成長過程では、スケジュールに沿った育児を心がけていました。
わが家のスケジュールの基盤となったのは、
人間の【発達段階における課題】を、子どもがキチンと克服できるようにサポートすること
私たちが大人になるまでの過程で、それぞれの年齢期にある「発達課題」に挑戦し、克服しなければならないのは、子ども本人。
親は子どもを支える歌舞伎の黒子のような存在で、発達課題に挑む子どもが必要とするものを、適時に的確に与えること。
それが、子どもが大人になるまでのスケジュールで、親の私たちが抱える課題だ、と心理学ではみなされています。
かくいう私も、誕生時から天才児の兆候があった娘に最適な環境を与えることを願い、スイスでは稀な私立の小・中・高一貫校を娘の進学先に選んだ母の立場。
日本の状況をかんがみると、子どもができるだけ楽に、安定した人生を歩むパスポートを獲得できるのが有名校への進学(しかもできるだけ早い小学校の段階から)に紐づけられている現状ですから、親御さんが熱心になるお気持ちも、痛いほどわかります。
「わが子の幸せ」を願わない親は、いませんから。
子どもの幸せを願う親が本当に立てるべき人生のスケジュール

<お子さんを幸せにする計画を、小学校のお受験で準備中の親御さんへのお願い>
ぜひ一度立ち止まり、「あなたのお子さんの様子」に注目してください。
親が立てた完璧に近いスケジュールに従い、有名校合格を目指して準備中のあなたのお子さんは、幸せそうですか?
初めて「ママ・パパ」という言葉を口にしたときのようなお子さんの笑顔は、記憶の中だけになっていませんか?
子育ての失敗でよく見られる原因のひとつは、「子どもを幸せにする」と親が確信しているものを、一方的に子どもに押し付けること。
お受験計画が成功し、有名校への進学が実現してからも、
「どうすれば、可愛いわが子が自律・自立して人生を歩むことができるのか」
という点に、親御さんには注目して子育てに励んでいただきたい、というのが私の願いです。
親御さんがお子さんのナンバーワン・サポーターとして、常に信頼できる裏方役に徹するのであれば、お子さんは自らの手で幸せをつかむ人生が、歩めるはずです。
・・・たとえ小学校のお受験で失敗しても、お子さんの人生すべてに「失敗の烙印」を押さないように。
どんなときでも、親が子どもに秘められた可能性を信じてあげなければ、子どもは才能を開花させるチャンスを逃してしまいます。
幸せな人生を手に入れるために大切なのは、世の中でサバイバルできる能力を身につけることではないでしょうか。そのためにも、お子さんが必要なスケジュールのスパンを、人生レベルに拡張して見守ってあげてください。
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