【子どもの20歳の誕生日と一人暮らし開始】親の涙はウレシ泣き?!

飛び級児成長記

20歳の誕生日に、娘が計画したパーティの参加者はお友だちだけ。

両親とのお祝いは誕生日以外の日を希望と知った私たちが、「これでいい」という思いに至るまでの経過です。

子どもの20歳の誕生日を一緒に祝うつもりだった親、お役御免だと知る

子どもの20歳の誕生日を一緒に祝うつもりだった親、お役御免だと知る

娘の20歳の誕生日をお祝いするために、彼女の誕生日週間に休暇を申請した夫。

コロナ状況を考慮したため、わが家に典型の外国旅行案は破棄。

でも夫は、「スイス国内で、何か楽しい計画を立てるから」と、遠足を控えた小学生のように、ワクワクしていました。

ところが、です。

数週間前の週末、朝食の席で自分の計画を語った夫に、娘はとても気まずそうに言いました。

「悪いけど、誕生日当日はもう、お友だちと一緒に過ごす計画を立てているの。その前の週末も、約束済み。コロナで外国旅行はしないと思ったから、計画の相談をしなくても構わないと思って…」と娘。

親子での誕生日当日祝い卒業と一人暮らし開始で両親の心は空の巣

親子での誕生日当日祝い卒業と一人暮らし開始で両親の心は空の巣

静止状態に陥った後、5秒ほどで回復した夫は、「ママが、『もう自分で計画を立てているかも』って言ってたんだけど、本当にそうだったんだ!」と明るい声と表情で発言したので、娘も私も、ホッと一息。

娘は、目前に迫っていた一人暮らしのお部屋で、初めて自分で開くお誕生日パーティをどうするかで、頭がいっぱいの様子。

居住者専用のミニ映画館を借りようか、デリバリーを頼むべきかなど、とてもはしゃいで私たちに相談してきました。

娘の外出後、夫がポツンと「まさか、誕生日当日に僕たち抜きで、お友だちと過ごしたいだなんて…。なんだか置き去りにされた気分」としんみり。

夫よ。あなたが私の誕生日当日に、誕生日を忘れてアイスホッケーの試合を友人と見に行ったこと、あなたは忘れていても、私の記憶には鮮明に残っていますからね。←本人が失態を忘れないよう、定期的に愚痴っています(心理学では、パートナー関係に悪影響を及ぼす態度。わかっちゃいるけど、愚痴らせて)。

娘の巣立ちと誕生日パーティ裏方役の卒業。さびしくないわけない(涙)

娘の巣立ちと誕生日パーティ裏方役の卒業。さびしくないわけない(涙)

結局、家族3人で誕生日の翌日に外食をすることに決定。レストラン選びに、夫は数時間かけたこだわりを見せていました。

「キミはさびしくないの?」と、私のメンタルの図太さを皮肉っているような夫(私の気のせいかもね)。

そりゃ、さびしいに決まっているわ。

夫は知らないけれど、お昼間に娘の部屋に佇んで、いつになく片付いている部屋の様子を見ると、ふと涙がこぼれそうになる。

ついこの間までは、「ほら、脱いだ靴下は洗濯カゴに入れて!」と、雷を落としていたというのに(天才児でもそうよ)。

毎年の誕生日、自宅を訪れるゲストのためにいくつもの手作りケーキを焼くのは大変だったけれど、今となっては懐かしい思い出。娘もお友だちも、大喜びしていたのが、とっても嬉しかったし。

私が大量のお誕生日ケーキ作りに追われていた当時のお話は、コチラ↓。

独り立ちは上手く発達課題を克服できた証拠。だから、めでたい!

独り立ちは上手く発達課題を克服できた証拠。だから、めでたい!

私は自分の弱気な面を見せるのが苦手なので、夫には「私も本音はさびしいけれど、20歳になった子どものお誕生日をお祝いする相手が親だけだったら、その方が彼女の人生にとって、さびしいことじゃない?今年の夏には、一緒にコルフ島で過ごしてくれたし、コロナでお預けになっているケニアのサファリ旅行とニューヨークの旅も、『今から楽しみ!』と言ってくれているのだから、彼女が親の私たち用に取ってくれる時間を、大切にしましょうよ」と悟りの境地のセリフを伝えました。

おまけに、「彼女の行動スタイルは、これまでの人生の発達課題を、上手く克服してきた証。親の私たちは、そのことを喜んであげなきゃ」と、心理学者ヅラ発言を追加。

発達課題の克服は、ヒトの幸せを左右する大事なテーマです。詳細はコチラ↓へ。

親を思いやる娘、誕生日当日に予告なしで帰宅。嵐のように立ち去る

夫の凹み様に、やや驚いた私。娘本人も、「なんだかパパ、落ち込んでる?でも、パパもママも私の部屋にも遊びに来てね」と、親に気を遣っていた様子がありあり。

誕生日当日の今日、「明日は家族で一緒にお食事だし、本人が楽しいお誕生日を過ごせれば、それがいちばんだよね」と負け惜しみを吐いていた夫は、朝の6時半には娘にメッセージを送った模様。

「もう、起きてるよ!すかさず返事をくれた!」と大喜びしていたのですが、そんな夫と私を喜ばせようと思ったのか、娘が先ほど、2つの予定の合間に1時間だけ、わが家を予定外訪問。

もしウチにあったら、レッドカーペットを用意していたのではと思うほど、夫ははしゃいでいました。

もちろん私も、お誕生日当日に娘に会えて、とっても嬉しかったです。

「それじゃ、明日ね!」と去って行く娘を、夫と猫と私でお見送り。

忘れ物をした娘が戻って来たのは、その直後のことでした(笑)。

涙腺が緩む前に戻ってきてくれたので、3人で大笑い。

さびしくもあり、誇らしくもあり。

この次に帰宅するときには、た〜くさん美味しいお料理を作って待ってるわ♪

私がオススメしたい、空の巣症候群への対処法は、コチラ!

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