頭の良い子が育つカギ・体験学習【ギフテッド育児での一例】

飛び級児成長記

一生役立つ本物の学力と、才能開花に必要な能力が身に付く体験学習は、頭の良い子を育てるためにかなめとなる知育法です。

今回の記事では、飛び級児として成長した娘の育児で、私が実践していた体験学習の一例をご紹介しますね。

わが家のギフテッド育児で実践した体験学習の一例:蝶への興味

あざみの花に止まるピンクの蝶

娘がお世話になっていた保育園では入園時に、それぞれの子どもに「シンボルマーク」が与えられます。

このシンボルマークは、洋服フック・靴箱・戸棚など、個人の手荷物を収容する場所に付けられ、まだ文字が読めない子どもでも、どこが自分の場所なのかがわかる仕組みになっているのです。

娘にあてがわれたシンボルマークは、蝶でした。

そのせいか、庭や散歩で蝶を見かけるたびに、娘は特に興味を示し、長時間観察をしたり、図鑑を使って目にした蝶の種類を調べたりしていました。

そこで私たちは、娘の好奇心の対象となっていた蝶が放し飼いになっている温室・Papilioramaという蝶の生態園を訪れることにしたのです。

体験→思考→実行のプロセス:本物の学力から天才児が育つ

3つのビーカーで実験する女の子

体験学習の過程

  1. 体験:感覚器官で情報集め
  2. 思考:集めた情報を理論に変える
  3. 実行:獲得した知識を実践

【天才育成】体験学習の過程①体験:感覚器官で情報集め

蝶の生態園の中は、一年中高温高湿度。

温室内を自由に飛び交う蝶を観察しながら、娘が感覚器官による体験を通じて気づいたことは、蝶は気温と湿度が高い天候条件を好むという事実でした。

【天才育成】体験学習の過程②思考:集めた情報を理論に変える

そういえば、庭や散歩で蝶を見かけるのも、春や夏の季節に限られている、と娘は気づきます。

それならば、蝶は冬の間、一体何をしているのだろう?という疑問が生まれたので、娘は図鑑を使って答え探しを開始しました。

【天才育成】体験学習の過程③実行:獲得した知識を実践

図鑑で調べることにより、蝶が越冬する方法の知識を得た娘は、越冬中の卵・幼虫・さなぎ・成虫探しを、森や庭でスタート。

それらしきものを見つけたときには、写真を撮り、図鑑で確認するのが一連の流れになっていました。

こうして蝶の冬の生態を学んでいるうちに、娘が不思議に思ったのは、天候が温暖な地域と寒さが厳しい地域には、同じ種類の蝶が生息しているのか、という謎。

新たな疑問を解決するために、再び図鑑で情報集め。そして獲得した情報の是非を確認するために、春・夏に飛び交う蝶を自分で実際に観察…といった具合に、学びのプロセスを拡張していました。

頭の良い子を作る体験学習のプロセスは長所のかたまり

体験学習の知育は子どもの天分を伸ばす

体験学習による学びのプロセスは、子ども自身が好奇心の「知りたい!」欲求を満たすために探求を続けるので、

  • 楽しみながら学ぶ姿勢が身に付く
  • 知識がどんどん増える
  • 正しい学び方と能力が備わるので、親の管理下を離れる年代になっても、学業不振に陥らない

といった、たくさんの利点をもたらしてくれます。

特に子どもが幼稚園/小学校低学年の間は、ドリルや暗記が中心の知育法による効果をテキメンに感じることができるので、先取り・詰め込み教育にまったく疑問を持たないご家庭が多いのです。

ですが、子どもにとって本当に役立つ能力を育むのは、体験学習による学びのプロセス。

成長した子どもが、天分を活かして自立し、幸せな人生を歩んでいけるように、ぜひみなさんにご活用いただきたいです。

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