【アリエクスプレス】異議申し立てで返金に成功した方法

エッセイ

アリエクスプレスで注文した商品が、破損した状態でわが家に到着。

「あら、ユキさんがアリエクスプレスでショッピングなんて、ちょっと意外…」と思ったそこのあなた。私、自分でもそう思うから、そのご意見は図星だわ。

でもね、猫・犬・イケメン・スイーツ以外にも、私の心をつかんでやまない「ある物」があるのよ。

それは、陶磁器。

もしかしたら私、前世ではマイセンか有田焼の工房でお仕事をしていたのではとゾワゾワするほど、なぜか陶磁器にとても弱いのです。

でも、アリエクスプレスで注文した藍色の陶磁器は、(案の定←これは夫のセリフ)破損した状態で、わが家に届きました。

Open Disputeによる異議申し立てで、無事全額返金に成功しましたので、その方法をご紹介します。

【アリエクスプレス異議申し立て】①破損状況の証拠写真を取る

「品物が壊れていました」という申告だけでは、販売ショップにも、アリエクスプレスのジャッジにも相手にされません。←これは私の異議申し立てで第1のつぶてでした。

必要となる証拠写真は、

  • アリエクスプレス販売ショップからの小包に貼ってある郵送コード注文履歴の発送コードが読めるように撮影してね)
  • 破損している商品

のふたつなので、まずこれらを準備しましょう。

【アリエクスプレス異議申し立て】②販売ショップのセラーに連絡

【アリエクスプレス異議申し立て】②販売ショップのセラーに連絡

次に、販売ショップのセラーに連絡を取り、「商品が破損していた」旨を申告します。

アリエクスプレスのサイトを開いたら、

  • 「アカウント」から「メッセージセンター」へ
  • スマイリーの絵文字がついている枠(↑上の画像):あなたが販売者に送りたいメッセージを入力する場所
  • 枠の左側にある「+」サイン:クリックすると、証拠写真をアップロードできるので、破損していた商品と郵送コードの写真をアップロード
  • 内容を確認したら、送信をクリック

【アリエクスプレス異議申し立て】セラーへの苦情に含むべき内容

【アリエクスプレス異議申し立て】セラーへの苦情に含むべき内容

アリエクスプレスの販売者は、当たり外れの差に大きなばらつきがあると、以前ドイツのテレビ局によるレポートで見た私。

購買者に責任を押し付けてくる、または知らんぷりするアリエクスプレスの販売者もいるそうなので、「購入者の私には落ち度がない」ことを苦情メッセージで明らかに伝えるように、心がけました。

今回私は、

  • 到着した商品・お皿が破損していたので、全額返金してほしい
  • 郵便局は小包を玄関先に配達しただけで、配送完了のサインは求められなかった
  • お皿自体はとてもキレイなので、破損状態で受け取った私も残念に思う

という苦情メッセージを送りました。

難しい英文は必要ないので、あなたが訴えたい内容を短く・はっきりと伝えましょう。

ところがこのセラーは、私からの苦情なのに親切なメッセージ(自分で言う?)に、完全な塩対応。

私のメッセージに対して、

「あなたが小包を受領する前に、商品が既に破損していたことを証明できない限り、当店は返金に応じることができません。当店の落ち度ではなく、配送で生じたミスなので、地元の郵便局から『郵送時の破損証明書』を受領後、当店にご連絡ください」

って、感じ悪いったらありゃしない。

受領完了のサインをする必要がない方法で郵送された商品が、到着前に壊れていたことを証明するって、そもそも不可能でしょうに。

【アリエクスプレス異議申し立て】③Open Dispute開始

【アリエクスプレス異議申し立て】③Open Dispute開始

仕方がないので、Open Disputeを開くことにしました。

  • アリエクスプレスのサイトにある「アカウント」の「注文」から、破損していた商品のオーダー情報位置にある「紛争開始」ボタンをクリック
  • 新しく開いたページに、購入者の申し立てを書き込む枠があるので、販売ショップのセラーに送った苦情をコピー・ペースト
  • 「証拠写真をアップロードする」ボタンをクリックして、写真を添付

この3ステップで、OKです。

今回私が商品を購入したセラーは本当に嫌なタイプの人でした。

私のOpen Disputeに対しても、「当店は破損品に対しては保険を適用します。ただし、購買者が郵便局からの破損証明を添付できない限り、返金には応じられません」と反論。

ちょっと何なの、このひどい対応は。

【アリエクスプレス異議申し立て】④ジャッジからの連絡

【アリエクスプレス異議申し立て】④ジャッジからの連絡

だけど、アリエクスプレスのジャッジの対応は迅速で、公平でした。

セラーと私のOpen Dispute議論が硬直していた状態で交渉時間が終了(数日間でしたが、正確な日数はメモしなかったので不明)。

その後すぐ、アリエクスプレスのジャッジから私の全額返金要求を有効とする内容のメールが到着しました。

返金要求を有効とするメールが届いた後は、

  • アリエクスプレスのサイトにある「アカウント」内の「注文」で、問題の商品に表示されている「紛争中」をクリック
  • 次に開くページで、「解決案を承認する」をクリック

以上で、異議申し立ては完了となります。

【アリエクスプレス異議申し立て】ジャッジとセラーへの評価

【アリエクスプレス異議申し立て】ジャッジとセラーへの評価

アリエクスプレスのジャッジの対応がとても親切でしたので、アリエクスプレスから「異議申し立て完了メール」(←このメールに返金額が明記されています)を受領した後で、顧客サービスサーベイに回答しました。

破損した商品と郵送コードの写真、そして必要最小限の状況説明だけで、アリエクスプレスのジャッジから全額返金が認められたことは、利用者としてとても嬉しかったので、高評価をつけました。

返金処理は、3日〜20日ほどで行われるそうなので、もし問題が生じるようであれば、今後情報を追加しますね。

アリエクスプレスのジャッジから「異議申し立て完了メール」を受け取った5日後には、全額がクレジットカードに返金されていました!

また、お皿の販売者への評価とコメントも、私は記入しました。

評価点は、当然ながら最低点。

さらに、別の購入者に私と同じ苦い経験をしてほしくないので、

  • 梱包があまりにも頼りない状態で発送されていた
  • セラーが私の破損報告に対して郵便局の証明書を要求してきた
  • アリエクスプレスのジャッジ判断により、全額返金が認められた

旨をコメントしました。

今回私が利用したショップでは、「よくこんな状態で、陶器のお皿を航空便として発送する気になったものね…」と、驚きを覚えるほどの簡易梱包だったんですもの。

どのくらい簡単な梱包だったかというと、もし世田谷から渋谷までお皿を送ったとしても、破損してしまう確率は100%と思われるほど。手抜きしすぎよ。

壊れてしまったお皿自体は本当に素敵な色合いだったので、残念。

「これからは、お皿をアリエクスプレスなんかで注文しちゃダメだよ」と夫にお叱言を食らった私は、なんだかヒロミさんに怒られている松本伊代ちゃんの気分。

「もう、しません」と夫に約束したわ。だって、ベルンに最近オープンしたばかりのお店で、素敵なお皿を見つけたから(笑)。

タイトルとURLをコピーしました