【子どもが朝ごはんを食べない】でも天才児に育ったから安心して!

飛び級児成長記

朝食以外のお食事はきちんと食べるのに、朝ごはんだけはダメだった娘。

小学校入学と同時に、「朝食は必ず食べてから登校するように」と増加していくプレッシャー。でもどんなオススメ対処法も効果なし。

ウチの子、なぜ朝ごはんを食べてくれないの…

と、私も途方に暮れました。だけど娘は、本当に朝ごはんが食べられない。

悩んだ挙句、母親失格の烙印を押される覚悟で、私が取った対応策のお話をしたいと思います。

お子さんが朝食を食べないと悩んでいらっしゃる読者の方は、まず深呼吸してリラ〜ックス! 
朝食が食べられないままで成長した娘は、天才児の認定を受け、医学部にも進学できました。

だから大丈夫、大丈夫!あまりお子さんとご自分を追い詰めないで。←過去に追い詰められた私からのメッセージです。

【子どもが朝食を食べられない】わが家の背景/体験談

  • 食が細い
  • 好き嫌いなし
  • 朝食以外の食事はきちんと食べられる
  • 朝食を食べさせるための作戦全滅
  • 学校から「朝食を食べさせて」の重量級プレッシャー
  • 小児科医のサポートを得てわが道を貫く

*この記事の内容は、「子どもが朝食を食べないこと」を推奨する意図はございません。朝食の摂取は、学力と体力に影響を及ぼすというデータ結果は承知しております(下記参照)。

朝食の摂取と学力との関係
引用元:農林水産省 <家庭での食育の推進>(閲覧日2022/05/02)
朝食の摂取と体力の関係
引用元:農林水産省 <家庭での食育の推進>(閲覧日2022/05/02)

しかし、親がどのように工夫をしても、「朝食を食べてくれない」子どもの育児でお悩みの方のプレッシャーを少しでも取り除きたい、という気持ちで記事を執筆しました。

【子どもが朝食を食べられない】小学校からの通達、実行不可と悟る

【子どもが朝食を食べられない】小学校からの通達、実行不可と悟る

娘が小学校に入学した直後、学校から「朝食に関するお知らせ」という通達が届きました。

通達にまとめてあった内容は、「朝食の大切さについて」。

朝食を食べない子どもたちは、きちんと朝食を食べる子どもたちより体力や集中力・記憶力が劣る。朝食抜きの不健康な生活スタイルは、生活習慣病を患う原因にもなるなど、皆さまご存知の朝食の大切さがオンパレードの通達内容。

保育園と幼稚園時代を通じて、登園前の朝食はまったく受け付けなかった娘を抱える母にしてみると、頭痛を引き起こすテーマでした。

通達には、さらにギョッとする内容の記載がありました。

子どもが毎日、朝食を食べているかを管理するために、「食事日誌」なるものを導入すると学校が決定。

保護者は朝食と、できれば1日の食事内容を日誌に記載して、週に1回クラス担任に提出するよう協力を願いますとの文で、通達は締めくくられていたのです。

【子どもが朝食を食べられない】家庭環境による要因:わが家で克服目指す

朝食のミューズリー

農林水産省の報告書によれば、子どもが朝食を食べないことは

  • 家庭の生活形態(不規則な就寝/起床時刻だと朝食抜き)
  • 親の朝食摂取状況(親が食べないと子も食べない)

と相関関係があります。

わが家では、早寝早起きの点はクリア。就学時、娘は毎晩21時には就寝して、朝は6時起きのリズムが定着していました。

朝食のテーブルも毎朝家族3人で囲み、子どもに人気のメニューを用意するという、朝食を食べやすい環境作りはOK。

ただし、あいにくと私自身も朝食はダメなタイプ。朝はカプチーノだけで幸せなのですが、娘のお手本になるように、果物やヨーグルトをいただくように心がけていました。

【子どもが朝食を食べられない】オススメの方法、わが家では全滅

【子どもが朝食を食べられない】オススメの方法、わが家では全滅。かわいいパンケーキの画像

ウチの娘の場合、固形物はすべてアウト。

他のご家庭で人気のコーンフレーク/卵料理/パンに好きなトッピング(マーマレード・チョコクリーム・クリームチーズ)/パンケーキなどは、食べても吐いてしまうので無理。

果物や野菜スティックも、普段は大好きなのに、朝食だと重くてダメ。

唯一、ヨーグルト(ダノンのキッズサイズ)がギリギリOK。

飲み物は、子どもに人気のココアミルク(ネスレのミロ的なもの)やオレンジジュースだと娘は気持ち悪くなってしまうので、100%のリンゴジュースを少量(まるでウォッカのワンショットくらい少ない分量)。

スイスの学校では「z’Nüni」と呼ばれる朝9時のおやつの時間が定着しています。

娘の胃袋は朝9時になると食事をしても吐かずに済むので、毎日チェリートマト/きゅうりとにんじんのスティック/キリのチーズスティック/果物を持参させ、朝食がない分を補うように努めていました。

【子どもが朝食を食べられない】でも食べさせてと増加するプレッシャー

食事日誌と健康な食品

ところが、わが家の食事のあり方を正直に「食事日誌」に書き込んで小学校に提出するようになってからひと月ほど経ち、学校からお咎めが入りました。

朝ごはんを食べられない子どもはクラスにも数人いたのですが、学校側と揉めることを懸念して、親御さんたちはウソの申告を提出するようになったと、ママ友との会話でも耳に入っていたのがこの頃。

でも、ウチの娘は嘘がつけない性格(←天才児あるある)。私自身も曲がったことは嫌いで、これだけ家庭で努力をし、娘にとってベストと思われる朝食のあり方で満足しているのに、虚偽の申告を食事日誌につけることは抵抗がありました。

でもね〜、学校側の批判がすごかった。

「他のご家庭では、短期間のうちに問題を解決しているのに、なぜお宅ではできないのですか?お母様は、本当に朝食の準備、なさっていますか?」

と、私は非難の的。「どこの家でも問題解決、してないってば」と突っ込みたいけど、我慢ですよ。子育てでの悪役が、いつも母親なのは万国共通。

保育園・幼稚園時代の先生がたは、ウチがほったらかしにしているわけではないと認識し、それでも娘が朝ごはんを食べられないと寛容に受け止めてくださっていたので、正直戸惑いました。

「小学生になったことだし、もう一度朝ごはんが食べられるかどうか、チャレンジしてみようか?」と、すでに保育園・幼稚園時代で挫折していた固形メニューに週末、いざ再挑戦。

でも、一回でやめました(娘よ、一度試してゴメン)。涙目で食事をした娘はすぐに吐いてしまったし、このまま無理に朝食を強制したら、学校へ行く嫌悪感さえ湧いてきてしまうと思ったからです。

【子どもが朝食を食べられない】プレッシャー解除のため小児科医に相談

【子どもが朝食を食べられない】プレッシャー解除のため小児科医に相談

素人の私が反論しても埒が明かないと思い、0歳からお世話になっていた小児科の先生に、食事日誌を持参して助言を仰ぎました。

幸い、小児科医の先生も「学校側の対応、ちょっと気合が入りすぎてない?」とのご意見。

「発育状況と、1日に摂取している栄養素も偏りがないので、医学上は問題がないと思います。朝9時のおやつ摂取はできているので、空腹状態が長時間というわけではありませんし。むしろ、『朝食強制』の姿勢は子どもにプレッシャーとなるのでは。疑問点があれば、ご連絡ください」と食事日誌に書き込み、小児科医院のスタンプもデカデカと押印してくださったお医者さま。

「私も朝食は、食べられないのよね〜」と笑顔で語る先生のおかげで、私たち親子にのしかかっていた重量級のプレッシャーが消えていった感がありました。

この小児科医スタンプ付きの食事日誌を提出して以来、学校からの「朝食強制摂取」メッセージは止み、娘も笑顔で朝9時のおやつの中身を楽しむようになりました。朝食欠食を補うために、美味しいフルーツを取っ替え引っ替え持たせていたのが、嬉しかったようです。

【子どもが朝食を食べられない】親御さんへ私からのメッセージ

【子どもが朝食を食べられない】親御さんへ私からのメッセージ

「どんなに工夫をしても、ウチの子は朝食を食べてくれない!」とお悩みのお母様方へ送る、私からの応援メッセージはコチラ↓です。

「朝食が食べられない。それでも天才児が育ちましたが、何か?」

大切なのは朝食を食べやすくする環境を整えた上で、子どもらしさを尊重することです。

好き勝手に批判してくる周囲に負けないように、あえて超・上から目線のメッセージにしました(笑)。

わが家の体験談が、今悩みを抱えている親御さんにとって、少しでも気分が楽になるきっかけであることを願っています。

・・・それに、私が博士になった大学院(一応世界ランキング100位前後)では、私を含めて周囲にいた人間は全員、朝食抜きだった謎の現象があります。朝食と成績の関係って、「えっ?」と思いません?

文部科学省と農林水産省には叱られそうですけど。

育児は長い。気楽にいきましょう!

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