【わが家のギフテッド児】誕生直後の特徴/リトル・ブッダと呼ばれて

飛び級児成長記

こんにちは、ユキです!

わが家のギフテッド娘は、誕生した直後から型破りの赤ちゃんでした。

<起きない・泣かない・まわりを観察>という新生児に似つかぬ態度の娘に、助産師さんがつけたあだ名は「リトル・ブッダ」。

実は、娘が天才児であると最初に気がついたのは、誕生時にお世話になった病院のベテラン助産師の方々なのです。

【わが家のギフテッド児】生後5日目で「リトル・ブッダ」と呼ばれる

【わが家のギフテッド児】生後5日目で「リトル・ブッダ」と呼ばれる

私の娘が誕生したのは、スイスの小さなプライベート・ホスピタル。

同じ病院が開催した出産準備コースに参加済みだった私は、すでに顔見知りになっていた助産師の方々をはじめとするスタッフのみなさんに、出産後の入院中も本当にきめ細やかなサポートをしていただきました。

【わが家のギフテッド児】誕生直後の特徴①起きない

【わが家のギフテッド児】誕生直後の特徴①起きない

あれは娘が誕生して3日目のこと。

その病院では助産師さんのシフトが交替になるとき、これまでの方と次の方が、患者の同伴する場で情報のバトンタッチをしていました。

新生児の場合、授乳回数は基本的に2〜3時間おきの間隔と教えてもらったのですが、なぜかウチの娘は6〜8時間おきにしか目を覚まさないのです。

もしかしたら新生児黄疸かもしれないので様子を見守りましょうとのことで、植木を入れる透明プランターのようなベッドに横たわった娘は、日当たりの良い窓辺で日光浴をする毎日となりました。

検査結果や体重増加は幸い問題なかったので、「どうやら性格的に起きない子のようだ」とわかったのは、数日後のことでした。

【わが家のギフテッド児】誕生直後の特徴②泣かない

【わが家のギフテッド児】誕生直後の特徴②泣かない

手術を担当してくださった医師・助産師の方々に「この赤ちゃんの声は、耳に優しい」とおほめいただいたアルトの美声で産声を上げた娘は、誕生以来なぜかまったく泣きませんでした。

お腹が空くとパチッと目を開き、モゾモゾ動くけれど泣き出さない娘。赤ちゃんに接するのが初めての私は、なんとも思っていなかったのですが、助産師さんたちは「珍しいわね」と不思議がっていました。

そして泣かないまま生後5日目を迎えた娘に、新生児マス・スクリーニング検査が行われた際、立ち会った助産師さんは3人。

検査室は狭く感じられるほどでしたので、「なぜこんなにたくさんの助産師さんがここに?」と私は不思議に思ったのですよ。

採血された娘が「ウワ〜ン」と泣き声を上げた途端、その理由がわかりました。

助産師さんたちは、ウチの娘が全然泣かないのは、声が出ないせいではないかと心配していたそうなのです。

きちんと声が出るのなら、さすがに採血では泣くだろうという思いから、検査室に立ち会ってくださったとか。

【わが家のギフテッド児】誕生直後の特徴③まわりを観察

【わが家のギフテッド児】誕生直後の特徴③まわりを観察

新生児マス・スクリーニング検査の採血で、たった一度だけ泣き声を上げた娘は、「採血が痛くて泣いているのに、みんなで喜んでごめんね〜。でも、よかった」と娘に話しかけ、なぐさめようとしていた助産師の方々のお顔を、なにやらジーッと見つめ返していました。

検査に同席していた助産師さんたちは、助産師長さんを筆頭にどなたもベテランの方でした。

そのベテラン勢おひとりずつのお顔に、静かに目を留める娘の様子を見て、助産師さんたちは「この子は、やっぱりちがうわね」とおっしゃったのです。

というのも、この病院では新生児の記念写真撮影と足型プリントがサービスとして行われていたのですが、その際赤ちゃんは通常眠ったまま。それなのに、娘は自分のまわりにいた助産師さんをゆったりと観察し、コミュニケーションを取るかのように目を合わせていたらしいのです。

そして、こまめに目を覚まさないのに、毎日の助産師さん交替時にはパッチリと目を開け、大人の会話に聞き入るような様子で常に周りを観察している娘の姿は、普通の新生児とはかけ離れているので天才児にちがいないと、助産師さんたちの間で話題になっていたのだとか。

「娘さんのゆったりとした大物感から、誰が呼ぶともなく『リトル・ブッダ』の愛称がついたのだけど、採血されてもたった一度泣き声を上げるだけで落ち着きを取り戻した赤ちゃんは、記憶にないわ」とおしゃべりしていた助産師さんたちを眺めていた娘は、小児科医の先生が検査結果をカルテに記入し始めると、今度は先生の手元を興味深そうに見るそぶりをしたので、みなさん大笑い。

新生児はまだ視力が弱いので、実際にはそちらの方向を見ていただけなのでしょうが、娘の様子はいかにも「観察する」風情でしたので、お医者様も「人が文字を書くところを初めて見て驚いているみたいだね。こりゃ本当にリトル・ブッダだ。せっかくだから、綺麗な文字で書かなくては」と冗談を口にしていました。

「これは、あなたのことですよ」と小児科医の先生が娘の顔の近くに書き上げたカルテをそっと近寄せたら、娘は静かにカルテを観察し始めたので、私たちは声を立てて笑いました。

それでも動じずにカルテを眺め続けた娘は、私たちが病院でお世話になっていた間、スタッフのみなさんに「リトル・ブッダ」と呼ばれて可愛がられていました。


私が個人的にとてもうれしかったことは、親身になってお世話をしてくださった助産師さんのひとりが、将来自分に女の子が生まれることがあれば、ウチの娘の名前(日本語名)をミドルネームにつけたいのだが、許可してもらえるだろうかとたずねてきたこと。

「可愛くて、賢くて、落ち着いた様子のお嬢さんにあやかりたいのです」と、私の親バカ感情をくすぐる甘いセリフでお願いしてきたキュートな助産師さんは、ちょうどご結婚なさったばかりでした。

こちらこそ身に余る光栄ですので、即答でOKしました。

【わが家のギフテッド児】まとめ:誕生直後の様子

  • 誕生直後の特徴は、<起きない・泣かない・人を観察>
  • 助産師さんたちに「リトル・ブッダ」の愛称で親しまれる

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