【NHK子ども科学電話相談】は知的好奇心を刺激するヒントの宝庫

天才を伸ばす育児

子どもの知的好奇心を伸ばしたい。でも具体的にどうすればいいのかわからないとお困りの親御さんのために役立つのが、NHK子ども科学電話相談

子どもたちと専門家の「なぜだろう?」のQ&Aは、地頭が良くなる秘訣の宝庫です。

知的好奇心を上手く育むと「勉強しなさい」と言わずに済む子が育つ

知的好奇心を上手く育むと「勉強しなさい」と言わずに済む子が育つ

知的好奇心は、私たち人間にとって学びの原動力

頭の良さの決め手となる知的好奇心は、子どもが「なぜなぜ期」のうちに刺激して、一生モノの探求力に結びつけることが大切です。

そのためには、子どもの好奇心を刺激する機会を親ができるだけ多く与えて、将来的に子どもが自分で「なぜ?」の答え探しができるようになるサポートをする必要性があります。

子どもは生まれつき好奇心のかたまりなので、たくさんの「なぜ?」を見つけることが巧みです。加えて親も子どもと同じ目線で「なぜ探し」に参加すると、親子で一緒に答え探しのプロセスを楽しめる、至福の時間がやってきます。

すると、「学ぶことは楽しいこと」という習慣が子どもに自然と身につくので、「学びは遊びの延長」のまま、子どもは成長するのです。

【NHK子ども科学電話相談】知的好奇心を刺激するヒントがいっぱい

【NHK子ども科学電話相談】知的好奇心を刺激するヒントがいっぱい

「でも、具体的にどうすれば子どもの知的好奇心を刺激できるのかわからない。毎週、博物館や動物園に足を運べるわけではないし…」とお悩みの親御さんに、最適なのがNHKの「子ども科学電話相談」。

ラジオ番組【NHK子ども科学電話相談】

  • 日曜 午前10:05〜11:50
  • 電話番号:03−3485−8888(電話での質問は当日朝9:00から11:30まで受付)
  • メールによる質問も可能
  • 番組の対象年齢は幼稚園〜中学生

関連リンク:NHK子ども科学電話相談

子どもたちからの質問は、「う〜ん」と頭を捻る内容ばかり。そしてそれらの質問に返答するのは、スタジオにいる科学者なのですが、子どもと専門家の掛け合いが絶妙なのです。

子ども科学電話相談をまだご存じない方は、NHK子ども科学電話相談のホームページを、一度ご覧になることをオススメします。

NHK子ども科学電話相談のホームページには、「読むらじる。」という、天気・気象/動物/天文・宇宙/鳥に関する過去の質問・返答抜粋一覧が掲載されています。

また、「夏休み相談セレクション」という特別コーナーでは、さまざまなジャンルから選りすぐられた質問の数々がまとめてあります。

自分の疑問の答えが見つからない場合には、メールでの問い合わせが可能というサービスの良さは、受信料支払いの必要性を裏付けしている心配りではないでしょうか(笑)。

また、NHKの「子ども科学電話相談」制作班の編集による、過去の名珍問をピックアップした本↓の目次も、見ているだけで楽しい疑問ばかりで、ついクスッとなってしまいます。

関連リンク:NHK出版 子ども科学電話相談 おもしろギモン大集合!!

わが家では3歳の頃から毎日の読み聞かせに、このような「なぜなぜ?」本を取り入れて、新たな疑問を発見するきっかけにしていました。

【NHK子ども科学電話相談】岡田斗司夫さんも笑いが止まらない

https://youtu.be/1EWux3fKRGI

岡田斗司夫さんのYouTubeチャンネルでも、<NHK子ども科学電話相談で専門家をざわつかせた質問【岡田斗司夫 切り抜き】>という動画↑が公開されています(更新日2022/05/23)(閲覧日2022/06/01)。

自分の素朴な「なぜ?」が大人、しかも専門家にキチンと受け止められたという体験は、子どもにとってかけがえのないものになること確実。

そして、真剣に回答する科学者たちの姿勢こそ、本当に頭の良い子を育てるカギなのです。

専門家のような回答はできなくても、子どもの答え探しのプロセスに協力することは、どのご家庭でも可能なはず。親御さんは「忙しいから」と面倒くさがらず、積極的にお子さんの答え探しのサポートをしてあげてください。

天才児を育む環境は、親が「子どもの疑問」解明に手間をかけたかどうかで生まれると主張しても過言ではないと、私は思っています。

注:ただし、親が出しゃばって子どもが抱えている疑問の答えを見つけることは、やめましょう。

その理由は、コチラ↓の記事をご覧ください。

【NHK子ども科学電話相談】動物に利き手はあるのか?現在調査中

【NHK子ども科学電話相談】動物に利き手はあるのか?現在調査中。猫と犬

福岡県に在住の渡邊優希さんが子ども科学電話相談に寄せた「犬にも右利き、左利きはありますか?」という質問は、動物の専門家である回答者の先生方も即答できなかった難問です。

渡邊優希さんの疑問をきっかけに、「動物の利き手」大調査がスタートし、その中間報告が発表されています(更新日2022/05/26)(閲覧日2022/06/01)。

2022年6月末まで、自分でデータを投稿することができます。←2022年8月31日までに期間延長されたようなので、ご自分のデータを提供できる方は、ぜひ!

関連リンク:
NHK for School シチズンラボ <動物の利き手 大調査! 中間発表>(更新日2022/05/26)(閲覧日2022/06/01)
NHK for School シチズンラボ <動物の利き手 大調査! 最終報告>(更新日2022/09/26)(閲覧日2022/12/04)

同じ疑問を持った小学生の堀江稜之助さんは、番組回答者である小菅先生との会話をきっかけに、実際に札幌市円山動物公園で猿の利き手の調査を実行と、疑問解明のプロセスがどんどん拡張している様子が、NHKのホームページから伺えます。なんて素晴らしい企画!

「動物に利き手はあるのか?」はわが家も抱えた疑問

「動物に利き手はあるのか?」はわが家も抱えた疑問。猫パンチで戦う猫2匹

「動物に利き手はあるのか?」という疑問は、娘も不思議に思ったことのひとつでした。

わが家の猫は、互いに猫パンチをする際、1匹は右手、もう1匹は左手を主に使っていることに気づいた娘の疑問を解明するために、図書館であらゆる本を調べたのですが、答えは見つからぬまま。

そこで、お世話になっている獣医さんにおたずねしたところ、先生も大変面白がってくださり、深刻なケース以外で獣医院を訪れる飼い主の皆さんに、意見調査のご協力をいただいたことがありました。

残念ながら、「ペットの利き手を意識したことがない」回答が最も多かったため、わが家ではこの問題の答えが見つからないまま、現在に至っておりました。

ですから、「動物の利き手」大調査の結果がどうなるのか、私たちもとても楽しみにしています。

【NHK子ども科学電話相談】には地頭を良くする要素が満載

【NHK子ども科学電話相談】には地頭を良くする要素が満載。地球と衛生の模型を見上げる子ども

本当に頭の良い子どもを育てるためには、「楽しむ」要素を優先することが大事です。

一見すると当たり前で、誰もが見落としてしまうような疑問に対して「なぜ?」と立ち止まり、疑問を解明する探究心を身につけると、子どもは自分の心に宿った「学びのエンジン」を駆使して、楽しみながら勉強に励むことができます。

【NHK子ども科学電話相談】の番組形態には、子どもの地頭の良さを育むヒントがいっぱい詰まっています。

ぜひ活用して、たくさんの「なぜ?」に対する答え探しを、親子で楽しむ豊かな時間をお過ごしください。

タイトルとURLをコピーしました