すっぴんのスイス

ご近所さんは、近くにいるけど自分で選ぶことはできない他人。新居での毎日が針のムシロにならないように、スイスの常識にかなった引越しの挨拶作法を、社会の奥底で潜伏中の心理学博士ユキがご紹介します。日本とはひと味ちがうスイスの習慣、驚き満載です。

わが家のご近所さん同士のトラブルが、ヒートアップしています。原因は、最近引っ越してきた家族がスイスの習慣「静粛時間」を無視しているから。知らないうちに隣人トラブルの火元にならないように、スイス社会の知られざる一面を解説します。

日本でもスイスでも、ご近所トラブルは悩みのタネ。日本とスイスでよくあるご近所トラブルの原因をデータで比較、そしてスイスで隣人とトラブルが生じたら、どのように対応すべきなのかを、データと体験に基づいて心理学博士のユキが解説します。

スイスで隣人にいわれのない疑いをかけられ、批判されたら、さてどうすべき？　スイス在住四半世紀の私、地元大学での学生・研究生活で身につけたテクニックのおかげで無事トラブルを解消できたので、その方法をご紹介します。

私たちにもいつの日か訪れる「死」。知人の死亡通知を受け取ってからお葬式に参列するまでに必要なスイスのマナーを、在住歴四半世紀の心理学博士ユキが、自分の体験をもとにお伝えします。

自宅のドアをくぐると外界であった。道行く人が挨拶してきた…てな風に、スイスでは家から一歩外に出た途端、見ず知らずの他人に挨拶責めにされる状況が多発します。いつ、どんなときに赤の他人に挨拶するべきなのか、スイス潜伏歴四半世紀のユキがお話しします。

わが家の近所に噛み癖のある犬が住むようになってから、井戸端会議で「ペット免許制度」が話題のテーマNo.1。スイスのペット免許制は居住地で違うことを知ったので、その情報をご報告。国家で政策を統一することがない「スイス連邦」の典型的な一面です。

スイスの生活習慣では、新聞配達員が郵便受けに季節のご挨拶をしたためて投函するカードは、「チップをください」というサイン。スイス流の返答の仕方をご紹介します。

「くしゃみ」が出た時に、礼儀正しいとされる対応法は何なのかというテーマについて、現在スイスとドイツのマナー協会が新たなマナーを推奨中。新旧マナーの相違点と、スイス潜伏歴四半世紀の私が思う、社会で普通とされるくしゃみのマナーのお話です。

なにより個人の自由と自主性を尊重するスイスにおいて、学校での服装規定は、大騒動の発端になりがちなテーマ。制服のないスイスの学校で禁止されている服装を、体験談と共にまとめてご紹介します。

バスや電車の公共交通機関を利用する際、スイスでよくある「迷惑行為」とは何か？マナー講師の解説を、私の体験談を交えてご報告。スイスのワイルドな一面を知ることができます（笑）。

日本のアニメ「ハイキュー！！」の影響で、スイスではバレーボールが大人気！　排球クラブへの青少年の入会申し込みが殺到し、「ハイキュー！！」が青少年に与えた好影響を絶賛している記事をスイスの日曜新聞で見つけた私は、日本人としてとってもウレシイ！

2022年の7月1日から、スイスではようやく同性婚が合法化されます。保守的な国・スイスで、当時幼稚園児だった娘を同伴し、同性カップルの誕生パーティを訪問した私が、幼稚園で詰問騒動となったお話です。

スイスの伝統楽器・アルプホルンを森の中で演奏した青年が、「規律違反」で起訴され、約2万円強の罰金を命じられました。支払いを拒否すれば1日の禁固刑だとか。静粛さを重んじるスイスらしさが炸裂するニュースです。

自己申告による性別変更が2022年1月から可能になるスイス。申告した性別と体の不一致が影響を及ぼす年金・徴兵・服役の問題への答えは現状では用意されていないとのことで、身近での体験から私が思いを馳せたことです。

オーストラリアオープンへの参加どころか、国外退去命令を受けたジョコビッチ選手。騒動開始以降、一貫して自分の意見を表明しないロジャー・フェデラー選手の対応は、私がスイス社会で体験した国民文化の特徴と一致しています。

合法大麻が認められているスイスでは、合法大麻製品の新聞広告掲載OK。街中のありふれたスーパーで、買い物ついでに合法大麻を１箱、タバコを買う感覚で購入可能です。

スイス連邦大統領兼外務大臣カシス氏の2022年4月18日からの初来日を前に、「ヘルプマークのデザインはスイスへの軽蔑行為」と考える日本在住のスイス人の記事が現地で報道されています。ヘルプマークの意義・スイス国旗の背景と私の思いを綴る記事です。

チューリッヒ芸術大学附属チューリッヒダンスアカデミー(略称taZ)で、学生への心理的虐待が行われていたことを、スイス人ジャーナリストがドイツ週刊新聞「Die Zeit」で報道。その結果、事実関係を明らかにするための行政調査が行われると決定しました。

2022年10月1日から、スイス全土での払込票決済システムは、「QRコード付きのものに限る」と、すべての銀行と郵便局が一斉に支払い方法の変更を導入。注目を集めているQRコードは、日本人の発明によるものだと、現地スイスの新聞報道で知りました！

日本人がスイスの国公立大学に入学するために必要となる条件のアレコレを、私が実際に現地で大学入学資格を得た経験からご報告します。

スイスの物価は、世界的で１・２を争う高さで有名。ところが、国公立大学の学費は激安！しかも入学金なし！卒業生である私が、最新のデータを用いて日本と比較しながら、学費に関する情報をご紹介します。

スイスは「時間の正確さ」を大事にしている社会。だけど不思議なことに、大学の講義は必ず15分遅れで始まるのです。「学究の15分」というスイスの伝統についてのお話です。

スイスの大学で講義を受ける際、「挙手」と「拍手」を意味する手のサインが日本とは違います。相手に正しく意味が伝わる方法の説明です。所変われば合図も変わる。

スイスでの大学進学率と大学に進学する目的について、実際に現地の大学で体験した内容をご紹介します。日本育ちの私にとっては、物珍しいことばかりです。

日本育ちの私にしてみると、スイス人の愛校心は、ゼロに等しいレベル。スイス人が愛校心に無縁なワケと私の体験談をまとめました。

私がスイスで子育て中に体験した、誕生日週間の子どもを抱える母ならわかり合える、ストレスフルなエピソード。でもケーキの思い出はスイート＆ビターと判明して、しんみり。

スイスでは５人にひとりが入れているほど、ポピュラーなタトゥーの存在。だけど、オシャレなはずのタトゥーが、とんでもない内容だったと後悔することも・・・。漢字文化育ちの私のまわりで起きた、悔やんでも悔やみきれないエピソードです。

２４時間しかない1日を、できるかぎり研究に費やして生活できるように、トップ研究者は1秒でもムダを省いて生活しています。凡人には思いつかない、奇抜な時間短縮のアイデアを目にした私が口あんぐりになったエピソードです。

海外在住あるあるのひとつは、「自分語り」に熱中する人との会話。しかも、自分語りをしない人に出会える確率はロトで最高金額に当たるほど低いので、ストレスレベルもMAXになりがち。私が実践している対応法なら、イライラが笑いに変わりますので、ぜひお試しを。