ゴット・タレント番組で優勝するまでのプロセスと、特例ルール、ゴールデンブザー&ワイルドカードの意味を解説します。
日本人参加者が話題になっているから、番組のルールを理解してさらに楽しみたいと思う方に、ピッタリの記事です。
ゴット・タレントとは?
- 誰でも応募・参加可能+ジャンルも不問の公開オーディション番組
- 番組の考案・企画者は審査員のサイモン・コーウェルさん
- 2024年現在、世界69ヵ国(!)が各国独自の番組を制作・放映中(番組開始時期:AGT2006年、BGT2007年、日本2023年)
ゴット・タレントの仕組み:優勝までの道のり
① 番組プロデューサーによるオーディション(テレビ放映なし)
- 審査員の前で演技を披露できる応募者を、プロデューサーが選抜
② 審査員によるオーディション(テレビ録画放映)
- 審査員(全4名)から3つの「YES」をもらえたら合格
③ ジャッジメント・ウィーク(テレビ放映なし)
- 審査員が②のオーディション合格者からセミファイナル出場者選抜
④ 準決勝=セミファイナル(テレビ生放送)
- 50組前後の出場者がグループ分けされる
- 各グループから2組が決勝進出
- 審査方法=視聴者投票+審査員投票
← 1位は視聴者投票の最多得票者
← 2位は視聴者投票の2・3位に対し、まず審査員が投票。もし審査員投票の結果が同数であれば、視聴者投票でより多くの票を獲得している出場者が2位で決勝組に選抜される
⑤ 決勝=ファイナル(テレビ生放送)
- 約10組の決勝進出者から視聴者投票で優勝者を決定
ゴット・タレントの特例:ゴールデンブザーとワイルドカードとは?
【ゴールデンブザー】
審査員オーディションで、審査員と司会者の心を特に揺さぶる演技をお披露目した出場者に押されるブザー。ゴールデンブザーを獲得した出場者は、準決勝出場が確定。
【日本人獲得者の例】
- 白Aの皆さん(AGT 2015年)
- 岩崎圭一さん(BGT 2022年)
- CHIBI UNITYの皆さん(AGT 2023年)
- CyberAgent Legitの皆さん(BGT 2024年)
【ワイルド・カード】
準決勝で、審査員または視聴者が付与できる敗者復活カード。ワイルド・カード獲得者は、決勝に進出できる。
【日本人獲得者の例】
- アバンギャルディの皆さん(AGT 2023年)
- とにかく明るい安村さん(BGT 2023年)
イギリスのタブロイド新聞、「ザ・サン」によれば、2024年のBGTでは、ゴールデンブザーが複数回押される可能性アリとのこと。
その推測理由として、「会場の観客が『ゴールデンブザーに値する!』と盛り上がる出場者がいれば、回数にこだわらずに押してもよくない?」という内容のサイモンさん発言を挙げています。
また、2024年度のAGTでは、「ゴールデンブザーは、審査員が各自2回押せる」ルールが適用されています。
年齢を重ねるにつれ、サイモンさんのお人柄が丸くなって来たのかしら……?と思ったりもしますが、初期のころに比べると、昨今では世界中からゴット・タレント本家のBGTやAGTにチャレンジする参加者が増えているので、演技レベルが抜群に高くなっていることも、審査員たちがゴールデンブザーを複数回押したくなってしまう理由なのかもしれません。
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AGTやBGTで見事な演技を披露し、世界で注目を集める日本人参加者が続々と増えているのは、本当にウレシイかぎりです。
もともと番組の大ファンだった海外在住日本人の私は、ワクワク・ドキドキしながら画面の向こうに声援を送り、参加者の方たちから莫大なポジティブ・エネルギーを貰い受けています🎵
目標に向かって全力で挑戦する人たちの姿って、本当に美しい!心が洗われます。
毎回のことながら、ゴット・タレント出場者の皆さま、感動をありがとう!
<参照サイト>
フリー百科事典ウィキペディア(英語版)<Got Talent> (更新日2024/04/27 21:43 UTC) (閲覧日2024/04/29)
THE Sun <BACK WITH A BANG Inside BGT’s chaotic return including broken rules, record use of golden buzzers and singer who could be new Adele> (更新日2024/04/15) (閲覧日2024/04/29)