【Word初心者用】③スタイル設定と目次自動作成:画像付き解説

word-index-kdp Wordで作るKindle本

大学/大学院で提出する論文や、Amazon KDPで出版する電子書籍の原稿を作成する際、必要になるのがWordで作成した目次。

目次作成に欠かせないWordのスタイル設定と、目次の自動作成・挿入への全プロセスを、初心者にもわかりやすいように画像付きで丁寧に解説します。

Word初心者や、Wordの目次機能にご無沙汰している人でも、画像通りにすれば目次の設定ができるので、安心してください!

今回の記事で解決できるお悩み:

  • Wordでスタイルを設定する(目次作成の下準備)
    1)表題・副題の設定
    2)見出しの設定
    3)スタイルギャラリーに自分の使いたいスタイルが見つからない時の対応
    4)設定したスタイルの変更:フォント/サイズ/太字/中央寄せなど
    5)設定した見出しの位置がずれているので調整する方法
  • Wordアウトライン機能を使って目次を自動設定する
    1)見出しのみを利用して、章・節・項などに番号をつけずに目次を作るケース
    2)見出しに連番で自動的に番号を振り、目次を作るケース
    3)見出しを解除する方法
    4)挿入した自動作成目次の設定を変更したい
    5)目次作成後に文章編集をする場合の更新方法
    6)ナビゲーションウインドウを表示するには

<注意> 使用機種は【Mac】で画像の撮影をしています。Windowsをお使いのみなさまは、ファンタジーを使いながら画像部分を読み進んでください。ごめんあそばせ。

【Word】スタイルを設定する方法:表題と副題

ワードでスタイルを設定する方法:表題・副題

Wordで論文や本のタイトルを「表題」としてスタイル設定する方法:

  1. 本や論文の題名の上(文章の上ならどこでもOK)にカーソルを乗せて左クリック
  2. 上部のリボンにある「スタイルの窓」真ん中下部にカーソルを乗せると、矢印が出るのでクリック
  3. 表示されたスタイルの中から「表題」を選ぶ

本の題名にサブタイトル(副題)がある場合は、同じ手順で進めばOK。

  1. 副題の上にカーソルを乗せて左クリック
  2. 上部のリボンにある「スタイルの窓」真ん中下部にカーソルを乗せると、矢印が出るのでクリック
  3. 表示されたスタイルの中から「副題」を選ぶ

表題と副題を目次に加えたくない場合には、スタイルを「標準」で設定し、文字サイズや位置をお好み通りに変更してください。

【Word】「見出し」にスタイルを設定する方法

ワードで見出しにスタイルを設定する方法

Wordのスタイル設定では、「数字が小さい=大見出し」を意味します。
見出し1(章)>見出し2(節)>見出し3(項)と考えるとわかりやすいかも。

見出し1(いちばん大きい見出し=章)にスタイルを設定する方法:

  1. 見出しをつけたい文のところをクリックし、カーソルを乗せる
  2. 上部のリボンにあるスタイルから「見出し1」を選ぶ
  3. 「見出し1」が見つからない場合、小さな矢印をクリックすると、スタイルの窓か、窓の下に表示される画面で見つかるはず
  4. これで見出し1の設定終了

上の画像は、すでに見出し1のスタイルが設定された後のスクリーンショトなので、「ここを見出し1のスタイルにしたい」という文の前に「点」がついています。

見出し2(2番目に大きい見出し=節)を設定する場合には、見出し1と同じプロセスを「見出し2」に置き換えて繰り返せばOK。

もっとサイズが小さい見出しをスタイル設定する場合も、同じ作業を繰り返してください。

【Word】自分の使いたいスタイルが見つからない時の対応

スタイルギャラリーに自分の使いたいスタイルが見つからない時の対応

自分の使いたいスタイルが、リボン上の窓に出てこない場合には、以下の手順で進みます。

  1. スタイルウィンドウをクリック
  2. 下の方にある「一覧」の右にあるバーの部分をクリックし、「すべてを表示」を選んでクリック

【Word】見出しスタイルの変更:フォント/サイズ/太字/中央寄せ

見出しに設定したスタイルの変更:フォント/サイズ/太字/中央寄せなど

見出しに設定したスタイルのフォント/サイズ/太字/中央寄せなどを変更したい場合:

  1. リボンの見出し1を右クリック
  2. 表示される「変更」をクリック
  3. 「スタイルの変更」が出力されるので、画面上でフォントの種類・サイズ・希望する内容に変更

【Word】設定した見出しの位置がずれているので調整したい

設定した見出しの位置がずれているので調整したい 

見出し1をわざわざ中央寄りに設定したのに、なぜか少しズレた位置に表示される、なんてケースもあります。その場合の修正方法はこちら。

  1. 「スタイルの変更」画面左下にある「書式」をクリック、表示される「段落」をクリック
    注:「スタイルの変更」を表示する手順は、すぐ上の画像、「見出しに設定したスタイルの変更」を見てください
  2. インテンドの「左寄せ」を0字/最初の行が「なし」を指定すれば、見出しがズレることなく中央部分に設置される

目次の下準備、スタイル設定はここまでで終わりです。お疲れ様でした〜。
ではいよいよ、目次の作成にGO!

【Word】目次の自動作成(見出しに番号をつけないケース)

ワードで目次の自動作成(見出しに番号をつけないケース)
  1. 自動作成する目次を挿入したい部分にカーソルを置く
  2. 参照設定をクリック
  3. ホームのすぐ下にある「目次」をクリック
  4. 「自動作成の目次」一覧が表示されるので、自分の好きなタイプをクリックして選択

これで、自動作成された目次が挿入されました♪

目次を挿入する空白ページを、まだ作っていなかった場合:

  • 「見出し1」の番号と文の間にカーソルを乗せ、「改ページ」する
  • Macでの改ページ:コマンド+エンター(段落キー)を同時に押す

【Word】ワードで番号付きの見出しを自動作成する方法

【Word】番号付き「見出し1」の設定方法

ワードで番号付きの見出しを自動作成する方法
  1. 見出し1にしたい文の上にカーソルをクリックしておく
  2. 「ホーム」をクリック
  3. 「アウトライン」をクリック
  4. 表示された画面の下部分にある「新しいアウトラインの定義」をクリック
ワードのレベル1と見出し1を合わせる
  1. 左上の「レベル」が1になっているかチェック/指定
  2. 右下の「レベルと対応付ける見出しスタイル」を「見出し1」に指定
  3. (画像では隠れている)OKをクリック
1章、2章…と、ワードでは見出し1への番号が自動的に振られていきます
  1. 見出し1の2章目にしたい文の上にカーソルを乗せる
  2. リボンにある「見出し1」をクリック
  3. 1、2…と、見出し1への番号が自動的に振られていきます

【Word】番号付き「見出し2」の設定方法

見出し2の書式を設定
  1. 左上の「レベル」を2にする
  2. 右下の「レベルと対応付ける見出しスタイル」を「見出し2」に指定
  3. (上の画像では隠れているけど、実在する)OKをクリック
連番目次の見出し1・2の例
  • 見出し2に指定したい文の上でカーソルをクリック
  • 上部のリボンにある「見出し2」をクリック
  • 見出し2への番号が自動的に振られていきます
連番で自動作成された目次の例

【Word】自動設定した見出しを解除する方法

見出しを解除する
  1. 解除したい文の上(どこでもOK)にカーソルを乗せクリック
  2. 「ホーム」で出ている「スタイルの標準」をクリック

*画像の写真は、すでに見出し解除後の状態です。

【Word】挿入した自動作成目次の設定を変更したい

自動作成目次の設定を変更する
  1. 「参照設置」クリック
  2. 「ホーム」のすぐ下にある「目次」をクリック
  3. 「ユーザー設定の目次」をクリック
ワードでのアウトラインレベルとページ番号の指定

アウトラインレベルが3 = 見出し1・2・3までが、目次に含まれて表示される
*あなたが目次に表示したい見出しのレベルに変更できます。

Amazon KDPで大切!
「ページ番号を表示する」を外し、「ページ番号の代わりにハイパーリンクを使う」にチェックを入れる

注意:この場合、タブリーダーの線は消えます(ページ番号がないから)

【Word】目次の更新方法

  1. 目次内部にカーソルを置いてクリック
  2. 「目次の更新」が、左上に表示されるのでクリック
  3. 目次の更新をクリック
    *ワードにページ番号を表示している場合には、「ページ番号だけ/目次を更新」と表示されるので、必要な方をクリック

【Word】ナビゲーションウインドウの表示

  1. いちばん上にある「表示」をクリック
  2. 表示された画面上で「サイドバー」をクリック
  3. そして表示される「ナビゲーション」をクリック

・・・するとこちらのように、設定した見出しで作成された目次一覧が出力されます。

これでおしまいです!

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