アッパッパという耳慣れぬ言葉を、ネット掲示板で発見。アラカンの私の脳活として、ことばの意味を探ってみました。ブログのおかげで、また知識がひとつ増えて、ウレシイ♪
・・・だけど、アルゴリズムに誤解されてしまって、イヤー(涙)。
【アッパッパって何?】死語/新語?・・・どうやら洋服?
今朝、ある新聞社が運営しているネット掲示板を読んでいたら、「?」が頭に浮かんでしまった私。
そこには、「アッパッパ」なる服をご愛用中の質問者の方が、都会では「アッパッパ」を外出着として着用できるのか、ひいては「アッパッパ」がダサいのか、という問いを投稿していたのですが、私にはそもそも「アッパッパ」の意味がわからない。
こういう問題は、スイス在住歴四半世紀以上の私には、ハードルが高いのです。
- 昭和化石の私にとっても、古い「死語」なのか
- 海外在住の私には耳慣れない、「新語」なのか
アラカンの私、どう考えても脳活が必要なので、ググってみました。
世界大百科事典 第2版「アッパッパ」の解説
アッパッパ
1923年の関東大震災後から昭和初期にかけて、急速に広まった女性の夏季用洋服で、簡単服ともいう。語源は裾がパッとひろがるという大阪言葉に由来する。ウェストにギャザーを入れて裾幅を広くしたスカート、襟なし、半袖のワンピースは、その名のとおり簡単なスタイルであった。最初に売り出したのは、震災後の服装改善を唱える婦人之友社で、対象初期から洋装化を推進してきた同社は、災害後の社会変化を好機に、1枚1円の簡単服を製造販売した。
引用元:コトバンク アッパッパ
ちなみに企業物価指数をもとに、昭和時代の1円を今の時代に換算すると、636円の価値とのことです。
参照サイト:MUFG <昔の「1円」は今のいくら?1円から見る貨幣価値・今昔物語>(更新日2020/10/07)(閲覧日2022/07/15)
【アッパッパって何?】命名者はくいだおれ創業者の山田六郎さん
1905年生まれの大阪くいだおれの創業者・山田六郎さんは、時代に先駆けて洋服時代の到来を予測していたことから、「アッパッパ」を考案されたそうです。
食べ物屋さんだとばかり思っていたのに、事業を成功させる方には、やはり卓越した天才的な思考力が備わっているのだと、あらためて実感します。
参照サイト:公益財団法人 但馬ふるさとづくり協会 <大阪くいだおれ創業者 山田六郎> (閲覧日2022/07/15)
大阪・道頓堀の「大阪名物くいだおれ」食堂は2018年、創業以来60年の幕をおろし閉店していますが、くいだおれ人形は現役で活躍中。
あのお人形は、「くいだおれ太郎」さんというお名前だと知りました。関西国際空港開港時の記念フライトに乗るためには、名前がなければパスポートが取れないだろうと、命名された経緯があるそうです。
これは、大阪エナジーが炸裂するエピソード(笑)!
逆立ちしても(←できないけど)こんなアイデアを思いつけない東京出身の私にとっては、うらやましい限りです。
【アッパッパって何?】三重県南伊勢の名産品・ヒオウギ貝も同名
三重県南伊勢の名産品・ヒオウギ貝も「アッパッパ貝」と呼ばれているそうです。
一見ホタテ貝に似ているヒオウギ貝は、貝殻をパクパク動かす様子から、「アッパッパ貝」と呼ばれているとか。
もう、お写真で見ているだけで食いしん坊の私には垂涎もののヒオウギ貝なのですが、その貝殻も圧巻の美しさ!
次回日本を旅する際には、ぜひ伊勢に足を伸ばさなければ。
参照サイト:中日新聞 <みえFOOD記> 南伊勢の「アッパッパ貝」(更新日2022/01/25)(閲覧日2022/07/15)
大変!ウェブ検索の分析ではやくも「アッパッパ」服の広告殺到
ブログのおかけで、またひとつ新たな知識と、楽しみにできることが増えました♪みたいな調子で、記事を締めようと思い、休憩がてらニュースに目を通したら…。
新聞社のサイトで表示される広告が、「アッパッパ」スタイルの服になっているのに気づき、絶句。
キャー、やめて!これは嫌!!
私はもうアラカンだけど、かつて「アッパッパ」を所有していた経験はゼロ。それに、未来でも「アッパッパ」を着る気持ちは、とんとございませんの。
申し訳ないけど、「アッパッパ」の広告を見てるだけで、何歳か老ける気がするから、ヤダー(涙)。
ウェブ検索のアルゴリズムが、私本来の「現実を生きるリカちゃん」スタイルを再認証するために、今日はオンラインショッピングに励まなきゃ。