イギリスやドイツに続き、スイスの警察でスーパーレコグナイザーの警察官が初雇用され、捜査活動を開始するとのこと。
警察モノのヨーロッパ産ミステリー小説が大好きな私は、スイスがハリウッドになったみたいで、ワクワクします♪
【スーパーレコグナイザーとは?】
「スーパーレコグナイザー」とは、2009年にハーバード大学およびユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者が人並み外れた顔認識能力を持つ人々のために造った用語。スーパーレコグナイザーは、一度見た顔はほとんど憶えており、何千もの顔を記憶し思い出すことができる。
引用元:フリー百科事典ウィキペディア日本語版<スーパーレコグナイザー>(更新日2022/06/08 18:07 UTC) (閲覧日2023/01/07)
でも調べてみたら、「スーパーレコグナイザー」は日本では「見当たり捜査」と呼ばれているようで、すでに1978年に大阪府警で開始した捜査方法とのこと。
見当たり捜査とは、警察の捜査手法の一つ。警察官が被疑者の顔写真や外見的特徴を記憶し、繁華街や駅などの雑踏の中から、または被疑者が行きそうな場所へ先回りして被疑者を見つけ出すこと。
引用元:フリー百科事典ウィキペディア日本語版<見当たり捜査>(更新日2022/10/16 14:39 UTC) (閲覧日2023/01/07)
意味を知ると、これはたしかに「太陽にほえろ!」や「火曜サスペンス劇場」で、お馴染みだった捜査シーンのひとつだと納得。
スーパーレコグナイザーに関する研究論文は、コチラ↓です。シリアスな論文なのに、007のシナリオっぽい(笑)。
スーパーレコグナイザー警察官はイギリス・ドイツでも活躍中
スーパーレコグナイザーは、
- 人口の1〜2%
- イギリスのスコットランド・ヤードが世界初雇用。ドイツの警察でも活躍中
- 過去に一度チラッと見た顔・不鮮明な画像・変装などのケースでも、アルゴリズムを用いたソフトウェアより識別が有能
- トレーニングしても上達しないため、生まれつきの特殊能力と思われる
- まだ新しい研究分野のため、顔認証能力が発達する背景は不明
とのことです。
実際にどのような形でスーパーレコグナイザーの顔認識能力が警察の捜査に役立っているのかを知りたい方は、コチラ↓の外部リンク記事をご覧ください。小説に登場する主人公みたい!
カラパイア <一度その顔を見たら忘れない。驚異の顔認証能力を持つ警察官、4年間で850人以上の犯人を特定(イギリス)>(更新日2016/10/14)(閲覧日2023/01/07)
【スーパーレコグナイザー】国立大学の無料テスト(英語版)へのリンク
もしかしたら、あなたもスーパーレコグナイザーのひとりかも?!
オーストラリアのニューサウスウェールズ国立大学は、スーパーレコグナイザーかどうかチェックするテストを無料で公開しています。
ただし、テストを行うためにはデスクトップまたはノートパソコンが必要とのことです(スマホは不可)。
外部リンク:UNSW Face Test (閲覧日2023/01/07)
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参照リンク:
20min.ch <Dieser Polizist vergisst kein Gesicht> (更新日2023/01/04)(閲覧日2023/01/07)
mdr WISSEN <Die Gesichtserkennungs-Profis: Super-Recognizer bei der Polizei>(更新日2022/05/18)(閲覧日2023/01/07)