コロナ禍になる前、1ヶ月かけて日本のさまざまな地方を旅した私。
各滞在地で素敵な思い出ができましたが、その中でもダントツで楽しかったのは、宮島観光でした。
宮島での観光、楽しすぎます!
そこで今回の記事では、私が実行した大満足できる「宮島1日観光プラン」の内容を、皆様にご紹介したいと思います。
心底楽しめた観光日程なので、よろしければ参考にしてください。
【宮島1日観光プラン】
- 宮島観光の日程計画:滞在を満喫するために知っておきたい満潮・干潮の潮位
- 広島から宮島行きのフェリー情報
- 宮島の観光マップでたどる行程
- 大聖院参拝
- 大鳥居までお散歩
- 厳島神社参拝
- お稽古ジャパンで日本文化体験
- 宮島名物・あなごめしの晩御飯
- ナイトクルーズで大鳥居の真下を通過
【宮島1日観光】満潮・干潮の潮位に合わせた日程計画がオススメ
私が、宮島観光前に「せっかくだから、やってみたいな〜」と願っていたことは、
- 厳島神社の大鳥居の下まで歩いてみたい
- 大鳥居の下を船でくぐってみたい
という、2つのわがままな望み。
わがままでも仕方ないわ。だって私、年季が入ったひとりっ子ですもの(笑)。
結論として、このわがままな2つの望みは
- 干潮時の潮位が100cm以下
- 満潮時の潮位が250cm以上
の日を旅行日程に選ぶことで、叶えることができます。
私が利用した一般社団法人宮島観光協会の公式サイトには、「年間潮汐表」とともに、自分が計画を立てている日付の潮汐を自動的に計算してくれる潮汐表示のサービスがあります。リンクはコチラ↓。
関連リンク:
一般社団法人宮島観光協会 <年間潮汐・潮見表>(閲覧日2023/01/19)
一般社団法人宮島観光協会 <厳島神社&大鳥居!満潮・干潮の楽しみ方と調べ方をカンタン解説!>(更新日2022/12/04)(閲覧日2023/01/18)
もし、すでに旅の日程が決まっている場合でも、潮の満ち引きによってまったく違う厳島神社と大鳥居を目にすることができるので、その時間帯に合わせて参拝するのもよいのでは。
【宮島1日観光プラン】観光案内地図でたどる満足度100%の日程
コチラ↑の画像内にある番号順に、私が訪れた場所の説明をしていきます。では、スタート!
【宮島1日観光プラン】①広島市内からフェリー乗り場の宮島口へ
宮島へ向かうフェリーは、JRおよび広島電鉄(路面電車)の「宮島口駅」から出港しています。
広島市内のホテルに前日から宿泊している場合、宮島へ向かう方法として、
- ホテルから路面電車で宮島口へ向かい、フェリーを利用(←私の経路)
- ホテルからJR広島駅経由で宮島口へ行き、フェリーを利用
の2つが考えられました。
でも広島といえば、路面電車。
せっかくの機会なので、広島の街並みを楽しむことができる路面電車に30分ほど揺られて、宮島口へ到着。
ちなみに、アクアネット広島の高速船「ひろしま世界遺産航路」(出発地:平和記念公園)を利用すると、直接宮島へ向かうことができます。
広島市から宮島へのアクセスに関する詳細は、ひろしま公式観光サイトDive!Hiroshimaをご参照ください。リンクはコチラ↓。
関連リンク:ひろしま公式観光サイト Dive!Hiroshima
宮島口から出ているフェリーは2社:JRだと大鳥居の近距離運航
そして、宮島へ渡るフェリーは、JRと松大汽船の2社が運航しています。宮島口でのフェリー乗り場は隣り合わせの場所なので、どちらの会社を利用しても、場所は同じです。
JRと松大汽船のフェリーを比べると、
- JR:厳島神社の大鳥居に接近するルートがあり、夜遅くまで運航(最終は22時台)
- 松大汽船:宮島への直線ルート
とのことでしたので、私はJRを選びました。
JRも松大汽船のフェリーも、10〜15分間隔で運航しているので、その点はとても便利。
宮島口から宮島桟橋への所要時間は、約10分でした。
JRのフェリー時刻表へのリンクは、コチラ↓。
関連リンク:JR西日本宮島フェリー<時刻表>
宮島別荘が運営するMIYAJIMA BLOGに、JRと松大汽船両社の詳しい比較が掲載されていましたので、そちらのリンクも貼っておきますね。
関連リンク:宮島別荘 <宮島へ渡るフェリー2社を比較。【JRと松大汽船】>(更新日2020/03/10)(閲覧日2023/01/18)
【宮島1日観光プラン】②宮島弥山大本山・大聖院参拝
弘法大師ゆかりのお寺で、「日本三大厄除け開運大師」のひとつでもある大聖院(上の画像・観光案内地図の②)は、宮島桟橋(地図の①)から徒歩30分ほどの位置にあります。
ただし、「仁王門」から境内への階段をさらに登らないといけないので、歩くのが苦手な方は、少しキツイかもしれませんが、神聖な雰囲気がとても印象深いお寺なので、歩く甲斐があります。
大聖院では、座禅・写経・念珠作り・精進料理など、さまざまな体験サービスも提供されているそうです。
関連リンク:宮島弥山大本山大聖院の公式サイト
【宮島1日観光プラン】③大鳥居の真下までお散歩
大聖院の参拝を終えた後、途中で子鹿に出会ったりしながら、のんびりと大鳥居へ(地図の③)。
干潮時間でしたので、大鳥居の真下まで歩いて行くことができました。
実際に目にした大鳥居は、鮮やかな朱色でした。なぜか私の脳内では「赤」のイメージだったので、ビックリ。
間近で普段は水深下にある大鳥居の根元を見るだけでも不思議な感じだったのですが、ナイトクルーズのガイドさんから、「大鳥居は埋められているのではなく、自重で立っている」と聞いてさらにビックリ。
もっと詳しく大鳥居について知りたい方は、コチラ↓の大鳥居の秘密をすべて知ることができる記事をご覧ください。サイト運営者の方の情報収集・提供力が、スゴイ!
関連サイト:厳島神社・御朱印 <【厳島神社の大鳥居の秘密】建築構造や歴史年表(建てた人や扁額の文字or小銭の賽銭問題)を…覚えたい?> (閲覧日2023/01/18)
【宮島1日観光プラン】④厳島神社参拝
徒歩で真下まで近づけた大鳥居を見上げた後は、「藤い屋」で、焼き立てのもみじ饅頭とお茶を頂いて、休憩。
焼きたてでと〜っても美味しかったので、3個も食べてしまうハプニング発生(笑)。
それから、1996年にユネスコ世界文化遺産に登録された、厳島神社へと向かいました(地図の④)。
私が訪れた時間はまだ水位が低い状態で、参拝して廻廊を渡り歩いていた間に水位が上がり、全体の印象がガラリと変化するのを見るにつけ、古代の日本人が創り上げた文化財の尊さに息を呑みました。
関連リンク:厳島神社・御朱印 <厳島神社はなぜ海の中に建てられたのか?海に沈まない理由とは?「建築様式・建築構造・特徴」について> (閲覧日2023/01/18)
【宮島1日観光プラン】⑤お稽古ジャパンで日本文化体験
「okeiko Japan」は、創建300年の禅寺「徳寿寺」(地図の⑤)という、宮島のフェリーターミナルから徒歩5分の場所にあるお寺で、日本文化の体験メニューを提供しています。
私たちが選んだのは、「日本文化2つ体験」。お着物の着付け込みで、茶道と書道を体験できるメニューでした。
私たちのグループ(4名)を担当してくださったスタッフの方は、アメリカ長期滞在経験のある、英語がとても流暢な日本人の方でしたので、外国人観光客とのコミュニケーションもバッチリ。
スタッフの皆さんが、本当に親切な方たちで、心ゆくまで日本文化と触れ合う1日を過ごすことができました。
宮島で特別な体験をお探しの方は、ぜひ公式サイトをご覧くださいね。
関連リンク:https://okeiko-japan.com/ja
【宮島1日観光プラン】⑥宮島名物・あなごめしの晩御飯
okeiko Japanのスタッフの方に教えていただいた「まめたぬき」というお店で、宮島名物のあなごめしに舌鼓を打ちました。
あなごめし、美味しかった〜!
私が「美味しい」を連発したせいで、注目を集めてしまったのか(娘よ、ごめんね)、たまたまお隣の席にいたスペインからの2人組に、声をかけられたことも、楽しい思い出のひとつです。
なんでも、厳島神社で引いたおみくじの意味がわからず、説明してほしいとのことで、差し出されたのは「末吉」のおみくじ。
長年事実婚だったけれど、日本旅行後に結婚する予定だったおふたりは、「縁談よし」にとても喜んでいらしたので、訳した私も、ホッとひと安心。
「成功する商売は繭や綿に携わるもの」と出ていたので、「これからブティック経営でも始めたら、大成功するのかしら?」と、真剣に悩み出した女性。
そこでパートナーの方が、「次の観光地の京都では、もうおみくじを引かないで。次に『縁談が悪い』と出たら、大問題」とジョークを飛ばし、大笑いで一件落着。
あなごめしの晩御飯を楽しく終えたあとは、スターバックスのテラス(「まめたぬき」から厳島神社の方向へ宮島表参道商店街徒歩2分)にて、夕陽に染まる大鳥居を眺めるというコーヒーブレイクで、至福の時を過ごしました。
【宮島1日観光プラン】⑦ナイトクルーズで大鳥居の真下を通過
私がナイトクルーズに利用したのは、「アクアネット広島」が提供している「宮島参拝遊覧船」(乗り場は、地図の⑦)。
この記事の上部に書いた「潮汐表」で、船が大鳥居の下を潜ることができるかどうか調べましたが、予約時に念の為、メールでおたずねしたところ、とても丁寧なお返事をいただけましたので、参考までに。
大鳥居と厳島神社のライトアップは、日没後30分ほどで自動的に点灯されるとのことなので、日照時間に合わせて乗りたい便を探してみるのが、いいかもしれません。
私が選んだのは、完全に日没後に運行した船で、満席状態。
けれどもガイドさんによれば、「ナイトクルーズがいちばん美しい時間帯は、日没直前にスタートする時間帯。それなのに、この日はスイス人観光客2人組の貸切状態だった」とのこと。
その日により、混雑状態は異なると思いますが、どちらの時間帯でも、素敵な体験ができることは、間違いなし!
ガイドさんの説明も、とても詳しくて興味深い内容だったのですが、ナイトクルーズ船が港に着く直前に、忘れられない出来事がありました。
それは、広島対巨人戦の9回裏ツーアウトからカープがサヨナラ勝ちを決めて、ガイドさんが完全に「カープファン」としての雄叫びをあげたこと。
これぞ、広島!
宮島からフェリーに乗り(同じく地図の①が乗り場)、戻ったホテルはたまたまジャイアンツの選手の宿泊先で、疲れ切った様子の選手たちと同じエレベーターに乗ったことも、懐かしい思い出です。
大鳥居ナイトクルーズを提供している会社への外部リンク:
アクアネット広島(私が利用したところ)
宮島遊覧観光(大鳥居のくぐり抜けに関するPDF情報あり)
あまりにも素晴らしい1日を過ごすことができたので、次回宮島を訪れる際には、広島ではなく宮島に宿泊したいと考えているほど。
私の記事が、皆様の宮島観光プラン作りに、お役に立てばウレシイです。
宮島で、楽しい時間をお過ごしください♪
宮島と同じく日本三景のひとつである、宮城県松島での1日観光に関する情報は、コチラ↓の記事をご覧ください。