アイスランド・クルーズ滞在:1泊2日レンタカー観光報告レポート

アイスランド・クルーズ滞在:1泊2日レンタカー観光報告レポート 寄港地観光プラン

こんにちは! これまでに23ヵ国へ客船渡航した経験のある、クルーズの大ファン・スイス在住のユキです。

火と氷の国・アイスランドをクルーズ旅行で2度目に訪れたとき、大自然が活動する姿を間近に体験する、充実度200%の観光を楽しむことができました。

レンタカーを借りて実現した、1泊2日のアイスランド観光プランをご紹介します。

クルーズ船停泊地:レイキャビック・Skarfabakki港

1日目:

  • Seltún 地熱地域(Krýsuvík火山システム)
  • レイキャビックの街を散策

2日目:

  • Miðlína 北アメリカ/ユーラシアプレートにかかる橋
  • ブルーラグーン

Seltún 地熱地域:レイキャビック1日目

レイキャビックのSkarfabakki港に13時入港、15時にレンタカーをピックアップして、最初の目的地・Seltúnへ向かいました。

道路情報

Skarfabakki港から41号線→42号線が交差するところで左折。走行時間約45分。

42号線に接する場所に駐車場があります。最後の数メートルはアスファルト舗装がされていませんが、問題なく運転できます。

Krýsuvík火山システムに属するSeltún 地熱地域は、地質学者のドキュメンタリー番組を見た私が、ぜひ行ってみたいと思っていた場所。

Seltún 地熱地域 アイスランド

車を停めて外に出た途端、たちこめる硫黄のにおいと、赤茶けた火星を連想される地面のあちこちからモクモク出ている煙に圧倒されます。

活火山(Fagradalsfjallは2021年に噴火)のある火山システムの一部なので、立ち入り禁止の部分があります。

Seltún 地熱地域 木製のステップ歩道

でも、立ち入りが許可されている部分では、なんとこのような木製のステップの上を歩くことができます。

Seltún 地熱地域 地中から噴き出る泡

地下から噴き出す泡を見ていると、地球の息づかいが聞こえるようです。

レイキャビックの街:クルーズ停泊1日目

道路情報

Seltúnから同じ道を引き返す。42号線→41号線右折。走行時間約45分。

コンサートホール・Harpaの横にあるGrandagarðurという無料駐車場を利用。

アイスランドのコンサートホール・Harpa

2018年にピアニストの辻井伸行さんがコンサートを行ったHarpa。辻井さんが奏でる音色のように、澄み切った青空と美しいガラスの溶け合う姿が素敵!

どんなにすばらしいコンサートだったかと想像するだけで、うっとりします。

北アメリカ/ユーラシアプレートにかかる橋:クルーズ停泊2日目

この日、クルーズ船は18時に出航するので、16時までレンタカーでお出かけするプランを立てました。

クルーズ船での早朝コーヒーと朝食をすませてから、最初の目的地・Miðlínaへ。

Miðlínaは、北アメリカプレートとユーラシアプレートにかかっている橋です。

道路情報

Skarfabakki港から41号線→44号線→425号線と国道の番号を目印に走行。走行時間60分。

北アメリカプレートとユーラシアプレートの境目

私が2つのプレートのあいだにたたずんでいるこの瞬間も、プレートは動き続いている。

実感がない。不思議。

北アメリカプレートとユーラシアプレートにかかっている橋の標識
北アメリカプレートとユーラシアプレートにかかっている橋Miðlína

橋を渡るだけなのに、なんだかとてつもなくスケールの大きいことをしている気分になりました。

神秘的なブルーラグーン:クルーズ停泊2日目

神秘的なブルーラグーン:クルーズ停泊2日目

北アメリカプレートとユーラシアプレートにかかる橋を後にして向かった先は、お待ちかねのブルーラグーン。

道路情報

Miðlínaから425号線。走行時間30分。

ブルーラグーンの煙

黒い溶岩石と真っ白な煙が絶妙のコントラスト!煙の勢いがスゴイ!

大人気の場所なので、あらかじめ10時30分に予約を入れました。予約の時間に遅れると、入場制限されてしまうので、定刻通りに着くようにしましょう。

ブルーラグーンの入り口

私が予約したのは、いちばんお手頃なComfortプラン。入場料は約7000円、タオル・ドリンク1杯分・シリカパックが料金に含まれていました。

追加料金でバスローブも使用できますが、なにしろ全部同じ物なので、あちこちで取りちがえが発生していました。なにか小物で目印をつけた方がいいかもしれません。

ブルーラグーンで必須のモノ

ヘアクリップ!!!

夢のようにトロンと溶けるような青い水に、うっかり髪をつけたままにすると、ゴワゴワ・ギシギシ、大変なことになりますのでご注意!

ちなみに、ブルーラグーンはスマホの持ち込みが許可されています。たくさんの人がスマホ片手に水中にいましたが、私は見ているだけで心配。自分のスマホはロッカーにしまっておきました。

ブルーラグーンのロッカーは助け合いで解決

入場時に受付でもらうリストバンドでロッカーを使います。

ロッカーの開閉にちょっと手こずりますが、ゲスト全員が助け合いの精神で、カギの開閉の仕方を教えあっているので、近くにスタッフがいない場合でも、なんとかなると思います。

  • ロッカーを閉める
  • 専用のセンサー(個別ではなく、どのブースのも読み取る)にリストバンドをタッチ
  • ロッカーの番号が出ればOK
  • 開けるときには再びセンサーにリストバンドをタッチ

リストバンドには、ブルーラグーン内での支払いデータもセーブされますので、なくさないように気をつけて!(水中でなくすと見えません)。

ブルーラグーンの水温は場所によってちがうので、あちこちで試し、ものすごくおいしいウォーターサーバーからのお水(橋の柱のところにあります)でのどを潤して、至福の時をすごしていると、クルーズ船で顔見知りになったおばさまと偶然はちあわせ。

「私は2時間ツアーだから、そろそろ戻らなくちゃ。短すぎたわ。あなたは?」と聞かれてふと時計を見ると…ええっ、4時間も時間が経っているではありませんか。

それでもまだ帰りがたくて、トータル4時間半の滞在となりました。

入場時には予約時間のチェックがされますが、そのあとは何時間でも滞在できますので、長めの滞在計画をオススメします。

ブルーラグーンからクルーズが停泊しているSkarfabakki港へ

道路情報

ブルーラグーンから41号線。走行時間50分。

ブルーラグーンにお別れを告げて、クルーズ船の待つ港へ車を走らせました。

まとめ:アイスランド・クルーズ滞在:レンタカーでの充実観光

今回のアイスランド滞在で、レンタカーを借りて良かった点は、自分のペースで時間の配分ができたこと。

自然が作り出したアイスランド独特の風景を、風の音しか聞こえない環境で楽しめたことも、忘れられない思い出です。