【スイスで干支占い】やぎ、ひつじの代わりに十二支デビューを果たす

エッセイ

未(ひつじ)年が私の干支のはず。なのに、スイスの干支占いで、「山羊(やぎ)年」に変換されている記載を発見!

♪これで私は山羊座で山羊年の女〜って、なんだか渋すぎて、イヤッ。

スイス人でも自分の干支を知っている人は多い

スイス人でも自分の干支を知っている人は多い(十二支の動物の画像)

日本人にはお馴染みの十二支。

<子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥>という分け方は、スイス人の興味もそそるようです。

特に占い好きの人でなくても、とりあえず自分の干支が何かは知っている、みたいな感じ。

夏になり、アーレ川のほとりで水遊び兼日光浴でぼーっとしているときに、たまたま隣に場所取りしたのが、カラフルなダボダボパンツ・ドレッドヘア・手首にたくさんミサンガ・家から川まで裸足で来ちゃったみたいなスイス人だと、私より干支に詳しい人の確率が高いかも(笑)。

アジア人の私が干支に詳しいはず、という誤解のせいか、「私はヘビが嫌いなのに巳年なんだけど、巳年の詳しい意味を教えてくれる?」などと話しかけられても、相手の期待を毎回裏切ることになって、なんだか申し訳ないのです。

【スイスで干支占い発見!】ひとつビックリ/ひとつショック

【スイスで干支占い発見!】ひとつビックリ/ひとつショック

手元にあったスイス日刊紙をパラパラめくっていたら、なんと干支占いを発見しました。

「あら、珍しい〜」と懐かしい気持ちで記事を読み始めた私、「びっくりすること」と「ショックなこと」を、ひとつずつ見つけてしまったのです。

ビックリ!やぎがひつじにすり替わりスイスで干支デビュー

未(ひつじ)年が私の干支のはず。なのに、スイスの干支占いで、「山羊(やぎ)年」に変換されている記載を発見!

いいえ、私の気分は「発見…」の方が的確な表現だわ。

だって、♪これで私は山羊座で山羊年の女〜って、鼻歌歌っても、全然明るいイメージにならないじゃないの。

そもそも1月生まれの山羊座というだけで、勝手に暗いイメージがつきまとう幼少期の辛い体験は、魚座とか乙女座の可愛い星座や、ダイヤモンドやルビーの誕生石を持つ人には、わかっちゃもらえない。

誕生石はルビーと同じ赤でも、色合いが暗いガーネット。どんなおしゃれなデザインの指輪でも、祖母からの形見にしか見えません。

おまけにラッキーカラーは黒・こげ茶って、女の子時代の私は、何度ガッカリしたことか。

干支のひつじちゃんのおかげで、少しは明るく優しいイメージがブレンドされていた私の干支と星座のコンビネーションを、勝手に変更しないでいただきたいわ。

ショック!1967年生まれはまもなく「やぎ年」から消えゆく運命…

だけど、もっとショックなことが。

やぎ年の欄に、該当する西暦の生まれ年が掲載されていたのだけど、<2015/2003/1991/1979/1967>だけで、カットされているではありませんか。

1967生まれの私、今回はギリギリお情けで掲載枠に含まれていたのです。

だけど、人生80〜100歳の現代で、シニア世代を思い切り良く無視しすぎじゃない?

「私の生まれ年だって上から2列目だし…」と娘はなぐさめてくれたけれど、笑いをこらえているのか小鼻がヒクヒク動いているのを、老眼の私は見逃さなかったわよ!

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