編み物の途中、とじ針に毛糸を通そうとしたのだけれど、何度も失敗した昭和化石の私。
そこで、裁縫箱にあるはずの「針に糸を通す銀色のアレ」を探している間にふと考えてみたら、さまざまな疑問が出てくる、出てくる!
針に糸を通すときに使う道具の謎①正式名称は何?
そもそも、針に糸を通す道具に名称があるのかがわからないので、「針・糸通す・道具」で検索し、ヒットしたのはコチラ↓。
糸通し
縫い針の穴に糸を通す道具。スレダー。
引用元:コトバンク 小学館 デジタル大辞泉 <糸通し>(閲覧日2024/11/13)
糸通しの謎②スレダーの別名は「エリザベス」?
「あら、スレダー(Threader)というオシャレなお名前だったのね」と思ったのも束の間、記憶に蘇ってきたのは、今では女の古の私が正真正銘の女の子だった中学生時代の思い出。
家庭科実習で先生が、「どなたか『エリザベス』を貸してくださらない?」と、糸通しを呼んだことが生徒に大ウケで、最後には先生まで涙を流して皆で大笑いした出来事がありました。
先生は大真面目に『エリザベス』と呼んでいらしたので、もしかしたらプロには通用する別名なのかしら?
糸通しの謎③型押しされている肖像は誰の顔?
「・・・ということは、糸通しの肖像はエリザベス女王?」と想像したのですが、スイスで買った裁縫セットに入っていた糸通しには、エリザベス女王ではなくて、見知らぬ騎士の肖像が!
このおっさん、誰やねん?! スイスだからウィリアム・テル?
それならば日本で販売されている糸通しには、紫式部を選ぶべきなどとつぶやきつつ、さらにウェブ検索。
すると、糸通しを販売している手芸メーカーでも、あのお方は「正体不明」であることが判明。
ちなみにWikipediaの英語版には、ギリシャ神話に登場する「アリアドネー」が型押しされているのではとの推察が記載されています。
糸通しの謎④いつ、誰が発明したの?
おそらく世界中で愛用されている道具なので、糸通しの発明者は特許で大金を手にしたはず。あぁ、うらやましい……と邪念にかられた私の予想に反して、お馴染みの「銀色の糸通し」タイプの発明者は、不明なんですって!
糸通しがヨーロッパで初めて使用されたのは、18〜19世紀とのことですが、その時代の糸通しは『エリザベス』タイプとは異なるスタイルだったそうです。
どちらの点も、Yahoo!知恵袋のベストアンサーに記載されており、念の為に調べたドイツ語と英語での検索結果と比べても、最も詳しい情報という素晴らしさ!
糸通しの謎⑤明らかになった唯一の点は、その使い方
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いろいろ調べてみたわりには、私の頭に浮かんだ謎が解明できないままのミステリアスな存在「銀色の糸通し」。
いちばんはっきりしたことは、断捨離の使いがまだ訪れていない私の裁縫箱は無駄な物だらけだという事実でした。
裁縫箱の底に張り付いていた糸通しを見つけるのに、時間かかりすぎ(笑)。
いっそのこと、新しい裁縫箱に買い換えようかしら……。