【震災遺構・仙台市立荒浜小学校】訪問体験記と見学に役立つ情報

エッセイ

震災遺構・仙台市立荒浜小学校を訪問した際に集めた情報をご紹介します。

震災が残した傷跡を少しでも理解して、記憶の風化を防ぐために、非常に貴重な訪問体験となりました。

【震災遺構・仙台市立荒浜小学校】見学に役立つ情報

【震災遺構・仙台市立荒浜小学校】見学に役立つ情報

仙台市が運営・保存している震災遺構で、2011年3月11日の東日本大震災で被災した仙台市立荒浜小学校の校舎内で、映像をはじめとする展示が行われています。

入館料は無料。

開館時間・休館日については、コチラ↓のリンクでご確認ください。

外部リンク震災遺構・仙台市立荒浜小学校 公式サイト

【震災遺構・仙台市立荒浜小学校】公共交通期間でのアクセス

  • JR仙台駅から地下鉄東西線で荒井駅へ(13分)
  • 荒井駅でバスに乗り換えて、終点の「荒浜小学校」まで(15分)
  • 「荒浜小学校」のバス停からは、徒歩5分ほど(行き)
  • (帰り)「荒浜小学校」から荒井駅へ向かうバスの停留所は、荒浜小学校のすぐ横(徒歩1分)

バスの運転手さんが、終点の停留所から荒浜小学校への道のりを丁寧に説明してくれたので、すぐにわかりました。

【仙台市立荒浜小学校】映像上映「3.11.荒浜小学校の27時間」

【仙台市立荒浜小学校】映像上映「3.11.荒浜小学校の27時間」

荒浜小学校の校舎内1・2階には、津波で破損した跡がそのまま残されています。

校舎の4階にある展示室では、「3.11.荒浜小学校の27時間」という20分弱のドキュメンタリー映像を見ることができます。

私が訪れた際には、上映時間は決まっておらず、放映が終わると初めからリピートされていたので、同じく校舎4階にある別の展示室を先に見て回り、時間調整を図りました。

画像には英語字幕も付いていたと、記憶しています。

【仙台市立荒浜小学校】3.11.の爪痕を少しでも理解するための場所

正直に申し上げると、訪問前は「震災に遭っていない私などが、大変な被害を受けた場所を訪れていいのだろうか?」と、悩みました。

想像を絶する体験をした被災者の方々が、あたりまえの毎日を可能にするために、葛藤し続けているであろう場所に、震災の様子をニュースでしか見ていなかった部外者が、土足で踏み込むように思われたのです。

訪問終了時に、たまたま震災遺構のスタッフの方とお話しする機会があったので、その旨をお伝えすると、「震災のことを忘れずに、スイスからわざわざ足を運んでくださって、ありがとうございました」と、お礼を言われたので、こちらが恐縮するほど。

「せっかくですから、写真をお撮りしましょうか?」と質問された私が、「被災した方たちが苦しんだ場所なので、記念撮影などできません。建物の写真は撮りましたが…」とお答えしたら、スタッフの方が黙って数秒間、私たちに深いお辞儀をしていらしたお姿が、胸を打ちました。

東日本大震災に関する報道や書籍には、いくつも目を通していたのですが、荒浜小学校への訪問で「体感」した震災の爪痕は、言葉にできないほどの渦巻く力で、震災の恐ろしさを心に訴えかけてきます。

震災を体験していない者には、理解しきれない深い傷跡を抱えている人たちの震災後の歩みには、ただ頭が下がる思いです。

仙台旅行の際には、ぜひ訪問を。

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