アイスランドでは、Ring Road と呼ばれる国道が、ぐるっと国を囲むように沿岸を走っています。
リングロードの表示は、HringvegurまたはÞjóðvegur
道路は一本道、交通量は少なく、標識にも国道の番号と行先が大きく記されているので、ツーリストでも問題なくレンタカーで移動できました。
2019年の9月にクルーズで訪れたレイキャビックは、私にとって2度目の訪問。
このとき、スムーズにレンタカーを借りて1泊2日の停泊時間をフルに楽しめたのは、2017年にレイキャビックを訪れたときの体験が役に立ったからです。
初めてだったら、うまく行かなかったと思うので、クルーズの旅でレイキャビックを訪れ、レンタカーを借りた際に得た情報をご紹介します。
- レイキャビックでクルーズ船が停泊する港の情報
- レンタカーの借り方
- Skarfabakki港とレイキャビック市内の駐車場について
- おまけ:レンタカーではなく、観光ツアーを予約したいときのオススメ
レイキャビック:クルーズ船停泊港Skarfabakkiの情報
大型のクルーズ船が停泊するのは、Skarfabakkiという港。
レイキャビックの中心部から車で15分、徒歩で1時間の距離にあります。
クルーズ客船上で、レイキャビック行きのシャトルバスのチケットが買えるはずですが、私のオススメは歩くこと。
Skarfabakkiからレイキャビックまでの道のりは、街中に入るまでずっと海沿いで、お散歩を楽しめます。
また、クルーズ船ターミナルにある「ホップ&ホップバス」の停留所から、レイキャビック行きのバスも出ています。
レイキャビックからホップ&ホップバスでクルーズ船ターミナルに戻ることもできますが、最終バスの時間が夕方と早めだったので、チェックするのを忘れずに!
クルーズ船は通常、Skarfabakki港に停泊するそうですが、念のためにクルーズ会社で確認をしてください。
レイキャビックSkarfabakki港でレンタカー利用時の注意点
Skarfabakkiのクルーズターミナルには、観光案内コーナーとレンタカー営業所があるのですが、クルーズ船到着日には乗客で大混雑。
あらかじめインターネットでレンタカーを予約する方がラクです(私が参加した現地旅行社による観光ツアーを担当した運転手さんのオススメです)。
アイスランドでレンタカーを利用するときの注意点:
- アイスランドは左ハンドル・右側通行
- リングロードはアスファルトで舗装されているので、4WDは必要ない
- レンタカー会社でもらえる地図に、リングロードと舗装されていない道路が色別で記載されているので、観光客ならリングロード以外は使わない方が無難
- オンラインで予約したレンタカーは、港でピックアップと返却ができる(片道3000円ほどの追加料金が必要)
ただし、予約画面では「港」が自動的に出ない場合があるので、予約後にメール連絡が必要 - ピックアップの時間は、クルーズ船到着時間+90分だとあわてなくてすむ
Skarfabakki港とレイキャビック市内の駐車場について
Skarfabakki港の駐車場
クルーズターミナルのところに、無料駐車場が十分にあります。
私は1泊2日の滞在でしたので、ここの駐車場を利用しました。停泊しているクルーズ船のすぐ横です。
レイキャビック市内の駐車場
- Hallgrimskirkja=ハトルグリムス教会近辺
- Grandagarður=古い港(コンサートホールHarpaの近く)
の2箇所には、無料の駐車場がありました(2019年9月の時点)。
P1〜P3の印があるところは、有料で短時間しか駐車できないそうです。
おまけ:レンタカーではなく、観光ツアーを予約したいときのオススメ
活火山・滝・Geysirと呼ばれる間欠泉のあるアイスランドは、クルーズ航路で特に人気のある目的地。
クルーズ参加者のなかには、「アイスランドに行きたいから」と、あえてこの航路を選んだ人がたくさんいました。
大人気を反映して、クルーズ会社が船上で販売している観光ツアーチケットは早々に売り切れますし、クルーズ到着日に観光案内センターでツアー予約をするのも至難の業。
2017年の旅行では、私は運よくクルーズ船が到着した当日に、観光案内センターで現地の旅行会社のツアーを予約し参加できたのですが、自分の順番が来るまで1時間、そしてツアー開始時間まで2時間の待ち時間が必要でした。
予想外にツアー手配に時間がかかったこと、希望のツアーがすでにここでも売り切れだったことから、このときの滞在では観光プランの半分だけが実現できました(2019年で実現できたので、にっこり)。
レンタカー予約の部分でも記しましたが、私が参加した現地の旅行社によるツアーの運転手さんは、「ツアー・レンタカー、どちらでも観光のプランは前もってオンラインですませるべき。どの旅行会社もフレキシブルに、港での送迎をサービスしているから、到着後のストレスがなくなるよ。なにしろ毎回、大混雑だから」と言っていました。
私自身、いくつものクルーズ港を訪れましたが、レイキャビック・Skarfabakki港の観光センターでの混雑具合は、他で体験したことがありません。
あくまでも私の想像ですが、アイスランドには鉄道がないことが、観光案内所での大混雑に結びつく原因なのではないかと思います。
大自然のスペクタクルを体験できるアイスランドは魅力的な観光地。
ですから、乗客全員が観光ツアーに参加することを楽しみにしています。だけど鉄道のないアイスランドでは、観光の手段として、どうしてもツアー参加・タクシー利用・レンタカーが不可欠。
公共のバスはどうかというと、私が下調べをしたときには有名な滝や間欠泉行きのバスは走行本数が少なすぎて、すぐにあきらめたほどでした。
だからこそ、ツアーや車の手配がひっぱりだこなのでしょうね。
まとめ:レイキャビックの港でレンタカーを借りる&港の情報
もしみなさんがレイキャビックをクルーズ旅行で訪れるときには、すべての観光プランをあらかじめオンラインで、できるだけ早い時点で予約することをオススメします。
良い滞在を♪