グルッチュアルプからウィンターエッグ経由でミューレンへ向かうハイキングルートは、ユングフラウ・メンヒ・アイガーを見ながら歩ける、初心者の方にもオススメのルート。
実際に歩いたスイス在住ハイカーの体験記です。
【グルッチュアルプ〜ミューレン】ハイキングルートの特徴
グルッチュアルプからウィンターエッグ経由でミューレンへと向かうハイキングルートは、
- 距離:5km
- 所要時間:1時間18分
- 上り:185m/下り46m
- 道のコンディション:整備されている砂利道
という特徴なので、気軽にスイスでハイキングを楽しみたい方には、ピッタリのコースです。
【グルッチュアルプ〜ミューレン】ハイキングルートの長所と短所
- (+)グルッチュアルプから出発すると、お天気が良ければ有名な3名峰、アイガー・メンヒ・ユングフラウを見ながらハイキングを楽しめる
- (+)初心者でも歩きやすい:例)道幅やコンディションが良好で、急な上り下りがない
- (+)森の中・視界が広がるところとルートの景色が多彩
- (+)登山鉄道の値段がお手頃
- (―)午後は急激に天気が崩れる日が多い
- (―)好天でも、アイガー・メンヒ・ユングフラウが雲隠れして見えない場合が多い
- (―)ルート途中にはお食事処・トイレなし ←もちろん、眺めの良い場所にはいくつもベンチがあるので、ピクニックには最適!
グルッチュアルプからミューレンへの経由地、ウィンターエッグにはレストランがあるのですが、冬季のスキー客向けのお店のため、ハイキングシーズンには閉店しています。
ウィンターエッグの近くに、飲み物と食べ物を販売している農家がありますが、営業時間などはあいにくと不明です。
【グルッチュアルプ〜ミューレン間ハイキング】①ラウターブルンネンへ
インターラーケンオストから、ラウターブルンネンに向かう場合、電車の進行方向「前部車両」に乗ります。
インターラーケンオスト〜ラウターブルンネン/グリンデルワルト行きの電車は、いつも連結車両になっていて、
- 進行方向:前部車両=ラウターブルンネン行き
- 進行方向:後部車両=グリンデルワルト行き
なのですが、スイスの駅では乗客に注意を喚起するアナウンスがない、または控えめすぎの状態。
ハイキングに出かけるたびに、違う車両に乗って焦っている観光客が常に多数発生していますので、どうぞお気をつけください。かくいう私も、一度間違えた経験ありです。
ハイキングの前後に、ラウターブルンネンの観光を楽しみたい方は、コチラの関連サイトをご覧ください。
【グルッチュアルプ〜ミューレン間ハイキング】②ケーブルカー駅から出発
ラウターブルンネン駅で、「グルッチュアルプ」行きのケーブルカーに乗り換え。
ケーブルカーの到着駅でハイキングの出発点であるグルッチュアルプ駅には、トイレと「ビストロ・グルッチュアルプ」があります。
ビストロは駅の屋上にあって、とても眺めの良いテラス席が広く取ってあるので、ついつい長居してしまうほど(笑)。
公式サイトはあいにくとドイツ語ですが、ビストロの営業時間を確認できるので、コチラ↓にリンクを貼っておきます。
【グルッチュアルプ〜ミューレン間ハイキング】③初心者歓迎ルート
グルッチュアルプからミューレンへと向かうルートは、ほぼ一本道でのんびりと歩けるコースなので、思いっきりスイスの自然に浸ることができます。
ルート内で、傾斜面に接する道の部分には、こんな風↓に丸太の防護柵があります。
偶然にも私がこのルートを往復した日にこの柵が設置されていたのですが、行きに木の伐採からスタートしていたのに、帰りには柵が出来上がっていたテンポの迅速さに、驚愕!
しかも、たった3人で作業をしていたのに、スゴすぎる!
私たちは、ハイキング後に昼食+ミューレンをのんびり散策してから復路を歩いたとはいえ、「えぇっ?!」となったのですが、テキパキと次の箇所に移動し始めていた作業員の方たちが、スーパーマンに見えました。
「スイスの高い生産性のシンボルだね」と、スイス人の夫は鼻高々でした。
【グルッチュアルプ〜ミューレン間ハイキング】④昼食+デザート
この日は、「ホテル・アルペンルー(Hotel Alpenruh)」という、シルトホルンロープウェイ駅近くにあるホテルのレストランで、昼食をとりました。
・・・なぜかというと、お目当てのデザートを頂くため!!
「ホテル・アルペンルー」は、スイス料理を提供しているレストランなのですが、特製デザートのミルフィーユはとても有名で、本当に美味しい絶品なのです!
持ち帰り用の容器をお願いすることもできるので、便利です(写真でわかるように、かなり量が多いので)。
【グルッチュアルプ〜ミューレン間ハイキング】⑤復路は電車でも
この後、デザートのカロリー消化を兼ねて、私はミューレンからグルッチュアルプへの復路も歩きましたが、もしお疲れの場合には、ミューレン駅から出ている1〜2両編成のミニ電車を利用することもできます。
もうちょっと本格的にスイスでトレッキングを体験してみたい🎵という方には、コチラ↓の「マウンテンビュートレイルNr.351」をオススメします。
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円安の現在、物価の高いスイスを旅行先から外す方も多いのではと想像します。
スイスに在住する私の記事が、かつて訪れたスイス旅行の思い出を呼び起こしたり、まだ見ぬスイスへと思いを馳せたりして楽しいひとときを過ごすスパイスになったのであれば、とてもウレシイです🎵
もちろん、実際にハイキングの参考にしていただけたら、それも当然◎!