【BGT2025】ゴールデンブザー獲得組の総まとめ

【BGT2025】ゴールデンブザー獲得組の総まとめ ゴット・タレント

2025年のブリテンズ・ゴット・タレント(BGT)で、ゴールデンブザーを獲得した出場者のプロフィールと演技内容、審査員と観客の反応を主観丸出しのコメント付きでまとめた記事です。

BGT2025でもゴールデンブザーが大量発生!総計9回

BGTの第一段階、録画済みのオーディションは8週間に渡り放映され、2025年は2024年に引き続き9組の出場者にゴールデンブザーが押されました。

残念ながら、BGT2025でゴールデンブザーを獲得した日本人参加者はゼロでした。

【BGT2025ゴールデンブザー】獲得者(演技種目)/審査員(敬称略)

  • ウィル・バーンズ(モノマネ)/アント&デック
  • ヴィニー・マッキー(歌唱)/サイモン①
  • ステイシー・リードビーター(歌唱)/KSI
  • ザ・ブラックアウツ(ライトショー)/審査員全員
  • オリー・ピアソン(ギター演奏)/アマンダ①
  • エレクトリック・アンブレラ(ロックバンド)/サイモン②
  • リンダ・マゼンダ(歌唱)/アリーシャ
  • マヤ・ジオテア(歌唱)/ブルーノ
  • マックス・フォックス(歌唱)/アマンダ②(観客代表)

BGT2025ゴールデンブザー:9組も大量発生した内訳

「審査員と司会者はシーズンに1度だけ、ゴールデンブザーを押す権利がある」というのがゴットタレントでの本来のお約束でした。

でも最近では、出場者のレベルが年々ものすごく高くなっていることと、BGT審査員(特にサイモンさんとアマンダさん)が歳を重ねて心の琴線が敏感になってきたのか、毎年複数回押してしまう傾向にあります。

BGT2025でも、サイモンさんとアマンダさんが個人で2回ずつ、そしてサイモンさんの鶴の一声で審査員全員からのゴールデンブザーという特例が発生していますが、9組の演技内容を見てみると、「これはゴールデンブザーで当然だわ」と思える結果が勢揃い。

以下に、BGT2025でゴールデンブザーを獲得した9組の情報をご紹介しますね。

BGT2025ゴールデンブザー/ウィル・バーンズさん

イギリス・リーズ出身のウィル・バーンズさん(24歳)は、子どもの頃から誕生日パーティや寝室の装飾までBGTを真似してきた生粋のBGTファンだと自己紹介。

18年間夢に見てきたBGTの舞台で、審査員と司会者ネタを随所に絡めながら、イギリスで人気のテレビ番組のワンシーンをモノマネした演技は、オリジナル番組を全部は知らない私でさえガハガハと笑いがとまらない面白さ♪

日本人手品師でBGTゴールデンブザー獲得者の岩崎圭一さんのように「BGTで演技できることが楽しくて幸せ!」的な魅力あるお人柄があふれていたウィルさんは、演技終了と同時に、感極まったのか手がガクブル震えていたのですが、奇しくも岩崎圭一さんにゴールデンブザーを押した司会者のアントさん&デックさんからゴールデンブザーをもらうという展開になりました。

持ちネタの引き出しが多そうで、愛されキャラ、しかもBGTご当地イギリス出身のウィルさんは決勝進出間違いなしというのが私の予想です。

BGT2025ゴールデンブザー/ヴィニー・マッキーさん

18歳で就職して以来、パーティの司会・進行・歌手などを務めるパフォーマー業に従事しているというスコットランド出身のヴィニー・マッキーさん(29歳)。

歌のレッスンを受けた経験はないと、サイモンさんからの質問にヴィニーさんは答えていましたが、地元のお祭りなどにヴィニーさんのような歌手が登場するのは完全に場違いだと素人の私でさえ思うほど。

ザ・プロクレイマーズの 「I’m Gonna Be (500Miles)」をしっとりと力強く歌い上げたヴィニーさん、BGT出場をきっかけに、活動の場を広げられるといいですね。

BGT2025ゴールデンブザー/ステイシー・リードビーターさん

イギリス・ヨークシャー出身のステイシー・リードビーターさん(29歳)の本職は、鶏肉調理の仕事を担当するスーパーマーケット従業員。

この日会場でステイシーさんを応援していた10歳の娘さんがファンだというゲスト審査員のKSIさんが、レオナ・ルイスさん(審査員サイモンさんがエグゼクティブプロデューサーであるXファクターの優勝者)の「Run」を熱唱したステイシーさんにゴールデンブザーを押しました。

『日頃はパブで歌うだけ』と自己紹介していたステイシーさんに、『素晴らしい歌声!なんてラッキーなパブなんだ』と、KSIさんが発言してハグするシーン、そして観客席にいたステイシーさんのお母さまの喜ぶ姿を見て感動した視聴者は多いはず。

ステイシーさんのように、才能がありながらもまったく畑違いの業種で働いている一般人参加者にスポットライトが当たる点も、ゴット・タレント番組の魅力です。

KSIさんはイギリス出身のインフルエンサーで、YouTuber/ミュージシャン/ボクサーと多方面で活躍中。

BGT2025ゴールデンブザー/ザ・ブラックアウツ

審査員全員からのゴールデンブザーという特別なごほうびを獲得したLEDショーのパフォーマー集団、ザ・ブラックアウツは、なんと私の潜伏地・スイス出身!

ザ・ブラックアウツのホームページによれば、メンバーは元々、同じ地元の体操グループに属していた人たちで、2014年にLEDショーの活動を開始。

2016年にはスイス公共放送のタレント番組で決勝戦進出を果たすなど、着々と成功をおさめると同時に、LEDライト付きのコスチューム性能とダンス技術にも磨きをかけ、2024年にはドイツのタレント番組でも決勝進出した強者です。

衣装に付いているLEDライトの総数は1800個で、音楽に合わせて25ミリ秒のテンポでライトの切り替えが可能とか。

単位が細かすぎて、ライトがどれだけ早くチカチカ変わるのか肌感覚でわからないけれど、とにかくスゴイことだけは想像がつきます(笑)。

割れんばかりの観客からの喝采を受け、審査員全員からのゴールデンブザーが授与されました。

今回のショーの構成も、イギリス人に受ける内容でガチッと決めていましたし、何しろさまざまなタレント番組で場数を踏んで進歩し続けてきたグループですから、THE BLACKOUTSのBGT決勝進出の可能性は高いというのが私の予想です。

BGT2025ゴールデンブザー/オリー・ピアソンくん

イギリスのレクスハム出身のギタリスト、オリー・ピアソンくんは、まだ11歳!

AC/DCのギタリスト、アンガス・ヤングさんが憧れの人で、自分は『世界一のギタリストになりたい』と演奏前に語ったオリーくんは、7歳のときからギターを教えてくれたお祖父さまが舞台の端から見守るなか、「本当にこの子が演奏をしているの!?」としか思えない、見事なギター・メドレーのパフォーマンスをお披露目🎵

会場では、オリーくんが演奏したクイーンの「Don’t Stop Me Now」に合わせて観客が歌い出すほどの大盛況となりました。

ギター演奏中のオリーくんの全身からは「ギター演奏が大好き!!」というエネルギーがほとばしっていて、本人が好きなことに夢中で打ち込んでいる姿は、見ている者の心をここまで動かすのかと感動を覚えます。

ゴールデンブザーを押した審査員アマンダさんの言葉どおり、オリーくんの演奏はまさにゴールデンブザーに値する素晴らしいパフォーマンスでした。

個人的には同じくイギリス出身でクイーンのギタリスト、ブライアン・メイさんの後継者誕生の瞬間かもと感じたのがオリーくんのオーディションでした。

まだ11歳の少年ですが、オリーくんはBGT2025の優勝候補確定!

BGT2025ゴールデンブザー/エレクトリック・アンブレラ

イギリスのワトフォード出身のメンバーで構成されているロックバンド、エレクトリック・アンブレラは、自分たちのオリジナルソングでBGTに挑戦。

10年ほど前から活動を開始したというエレクトリック・アンブレラのメンバーは、身障者と健常者で構成されていて、グループ発起人の男性が『エレクトリック・アンブレラのような活動を必要としない、誰にでも居場所がある良い社会が目標』と自己紹介でコメント。

全員が力を合わせてパフォーマンスする姿を前に、サイモンさんはあえてルール違反をし、BGT2025で2度目のゴールデンブザーを押す結果となりました。

舞台上の金色の紙吹雪をポケットに入れ、お土産にしているメンバーの様子が、とっても微笑ましいです。

BGT2025ゴールデンブザー/リンダ・マゼンダさん

ジンバブエ出身で、現在はロンドン在住というリンダ・マゼンダさんは、学習障害の子どもを支援するのが普段のお仕事。

緊張のあまり、自己紹介の途中で泣き出してしまったリンダさんですが、ローレン・デイグルさんの「You say」を歌い出した途端、深みと温かみのある歌声で会場を包み、審査員たちの目には涙が浮かぶほどの素晴らしいパフォーマンスを披露しました。

BGT2025のゲスト審査員・KSIさんに『ゴールデン・ブザーを押すのはどんな場合?と15分前に聞かれたばかりなの』というコメントと共に、リンダさんへのゴールデン・ブザーを押したアリーシャさんに、アマンダさんが『あなたが押すと思ったの!』と嬉しそうに発言している様子から審査員同士のあうんの呼吸が感じられるのも、BGTファンにとっては見どころのひとつです。

BGT2025ゴールデンブザー/マヤ・ジオテアさん

ルーマニア出身のマヤ・ジオテアさんはまだ14歳ですが、BGT出演が長年の夢だったと自己紹介。

ビヨンセさんの「Listen」をマヤさんが歌い終わった途端、審査員のブルーノさんは瞬く間にゴールデンブザーを押したのですが、いつも劇場型の大げさコメントを述べがちなブルーノさんに似つかぬ速攻ブザーでした。

通常、長いコメント抜きでゴールデンブザーをバシッと押す傾向がある審査員のアマンダさんが、『BGT史上最速のゴールデンブザー押しだったと思う』と感想を述べていましたが、それほどブルーノさんの心が動かされた証拠なのでは。

舞台上のマヤさんを観客席から見守り、ゴールデンブザーに涙するご両親の表情に私もつい、涙がほろり。

BGT2025ゴールデンブザー/マックス・フォックスさん

BGT開始当初からファンの私もお目にかかった記憶がない、前代未聞の方法でBGT出場を果たしたのは、イギリス人のマックス・フォックスさん(35歳)。今回のオーディション会場だったブラックプールのご出身で、職業は場末の歌手だそう。

19年も前からBGT出場を夢見ていて、過去にマンチェスターでのBGT公開オーディションに挑戦した経験はあるけれど、BGTの出場権を手にすることはできなかったというマックスさんはこの日、観客席から直接サイモンさんに声がけ・懇願して、ゴリ押しでオーディション参加権をゲット。

タジタジと対応するスタッフと審査員の動揺をよそに、サイモンさんがマックスさんの飛び込み参加を認めたのですが、そのサイモンさん自身も『この参加はやらせじゃないの!?』と、スタッフとマックスさんに何度も質問し、疑心暗鬼の様子でした。

緊張のためか、「この人大丈夫かしら・・・」と心配になる歌い出しだったのですが、『参加しちゃえ!』と背中を押した観客たちの応援を味方に、次第に自分らしく感情たっぷりな「My Way」を歌い上げたマックスさんに、観客は拍手喝采!

観客からの『ゴールデン・ブザーを押して!』の大歓声を受ける形で、マックスさんにゴールデン・ブザーを押してしまった審査員のアマンダさんは、『2度目のゴールデン・ブザーだからトラブルを抱えちゃうわ・・・』と愚痴りながらも、『映画のワンシーンみたい!』と、ご満悦の様子でした。

サイモンさんは過去にも、BGTスタート時からの相棒であるアマンダさんが、羽目を外してゴールデンブザーを複数回押してしまっても目をつぶって許容していたので、今回もOKなのではと私は推測します。何より観客がそれを望んでいましたし。

ゴールデンブザーが押された後に、壇上でサイモンさんに観客用チケットを本当に所持しているのかチェックされていたマックスさんにとってこの日は『人生最高の日』になったそうです。

マックスさん自身も言っていたのですが、彼の席が審査員席の近くではなく、2階席の隅っことかであれば、この日のチャンスは訪れなかったかもしれませんね。

【BGT2025】ゴールデンブザー獲得者決勝進出の可能性:私の予想

ゴットタレント番組では、ゴールデンブザーの獲得者が意外にも決勝に進めなかったというケースが発生します。

でも今回この記事内でご紹介したゴールデンブザー獲得者のうち、

  • 11歳のギター演奏者、オリー・ピアソンくんは優勝候補:優勝の可能性は90%以上
  • スイスのLEDショーグループ、ザ・ブラックアウツは準優勝候補:準優勝できる可能性は70%以上
  • BGT大ファンのモノマネ天才、ウィル・バーンズさんは決勝進出候補:決勝戦に進出できる可能性は80%以上。ただし、優勝および準優勝の確率は30%以下

ではないかなぁと、私は勝手に予想しています。

準決勝と決勝戦結果のまとめ記事も追って公開しますので、どうぞお楽しみに🎵

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