ユングフラウヨッホの観光は、アイガー・エクスプレスを利用すると、早くて便利で快適、しかもアイガーに大接近できて最高!
アクセスの注意点と、スイス在住のリピーターだから知っている便利な情報をご案内します。
ユングフラウヨッホ観光はアイガー・エクスプレス利用がイチオシ
ユングフラウヨッホの観光は、アイガー・エクスプレス(2020年12月オープン)でさらに便利・快適になりました。
アイガー・エクスプレスが開設されるまでの定番だった全行程登山電車でのユングフラウヨッホ観光と比較すると、
- 走行時間が大幅に短縮
例:インターラーケン・オストからユングフラウヨッホへ行く場合の所要時間
アイガー・エクスプレス1時間36分、登山鉄道(クライネ・シャイデック経由)2時間6分 - スイス・アルプスの絶景を楽しみながら移動
アイガー・エクスプレス:アイガーに大接近するゴンドラは全面ガラス張り
登山鉄道:トンネル内の走行時間が多いので、思うほどには景色が見えない
と、良いこと尽くめ。
アイガー・エクスプレスのゴンドラから見える景色は、本当におとぎ話のような美しさなので、移動中からテンションが上がります。
アイガー・エクスプレスは予約が必要?在住リピーターの意見はNO
ベルンに潜伏しているハイキング好きの私は、春から秋の季節には、平均月に2〜3回ほど、ユングフラウ地方へ出かけています。
週末・週半ばと、出かける曜日はバラバラなのですが、これまでただの一度も予約をしたことはありません。だけど毎回、待ち時間なしですぐに乗車が可能でした。
乗車ゲートは、予約あり(緑色)・なし(黄色)と区別されていますが、団体客専用のゲートは別にあるので、乗車時の混雑もほぼなし。
また、アイガー・エクスプレスは、ゴンドラがひっきりなしに走行しているので、グリンデルワルト・ターミナルからアイガー・グレッチャー駅までは、予約なしでも毎回着席できる、とても快適な状態。
登山鉄道では、傾斜の大きい箇所を走るので、予約なしで着席できないと、走行中にかなり踏ん張らないといけなくて、大変なのですが、その点もアイガー・エクスプレスだと楽です。
ちなみに、アイガー・グレッチャー駅で乗り換えるユングフラウ鉄道も、私は毎回予約なしで利用していますが、乗り換え時点で30分以上の待ち時間という経験は、まだしていませんので参考までに。
【ユングフラウヨッホ観光】アイガーエクスプレスでのアクセス注意点
インターラーケン・オスト駅からアイガー・エクスプレスの始発駅、グリンデルワルト・ターミナルに向かう場合、注意しなければいけないのは、「後部の車両に乗る」こと!
この路線の登山電車は、前部が「ラウター・ブルンネン行き」、後部が「グリンデルワルト行き」と連結し、途中で別れる仕組みになっているので、間違った車両に乗っていると、大問題!
親切丁寧にアナウンスをしてくれる日本の鉄道とは異なり、スイスではアナウンスが流れなかったり、連結車両への注意を促す表示さえなかったりというのが、現状なのです。
実は私と夫も、地元の人に車内で声掛けをしてもらわなければ、間違った車両に乗っていたと気づかなかった体験があります。そして先月、誤ってラウター・ブルンネンの駅に到着し、愕然としていた日本からの旅行客にも遭遇したばかりなので、皆様も乗車時には、本当にお気をつけくださいね。
乗降口の脇にある電光掲示板に、行き先が書いてありますので、そこで確認するのがベストだと思います。駅にも車内にも、車掌さんがいないことがほとんどなので。
ユングフラウ観光:アイガー・エクスプレス乗車直前に重ね着して防寒
標高3466mのユングフラウヨッホはもちろんのこと、ユングフラウ鉄道の車内も、かなり冷え込みます。
ですから、防寒対策として重ね着をしたい方は、グリンデルワルト・ターミナルで着替えるのが、私の体験ではいちばん便利。←アイガー・グレッチャー駅にももちろんトイレはありますが、予約なしの場合、並んだ列から外れるのはなかなか困難なので。
涼しさ/寒さを感じるのは、アイガー・エクスプレスに乗車してからですし、あまり早い段階でモコモコの冬装備だと、車内で汗をかいてしまうので、逆効果。
それに、まるで空港のようなグリンデルワルト・ターミナルは、トイレも清潔なので、着替えるのにとても快適。
ユングフラウヨッホの施設「トップ・オブ・ヨーロッパ」のトイレは、溶けた雪で床がびしょ濡れだったので、重ね着する際、大変手こずりました。
片足立ちが上手だと認識できたのが、せめてものなぐさめですが(笑)、酸素が薄い場所なので、着替えで無理をして具合が悪くならないように、お気をつけあそばせ。
お天気に恵まれた滞在になると良いですね〜🎵
追記:リンツのチョコレートは、グリンデルワルトのターミナル駅よりも、ユングフラウヨッホのお店の方が、大幅なディスカウントをしていることが多いです。チョコ好きの夫が、いつも爆買いしています(笑)。