【AGT2024】決勝戦結果の総まとめ:主観だらけの解説付き

【AGT2024】決勝戦結果の総まとめ:主観だらけの解説付き ゴット・タレント

【AGT2024】アメリカズ・ゴット・タレント(AGT)決勝戦に進出した10組の結果と演技動画を、主観まみれのコメント付きで解説します。

私の優勝者予想は、大当たり!!

【AGT2024】決勝戦には10組進出:日本のエアフットワークスも!

2024年のAGT決勝戦では、

  • 準々決勝でライブ・ゴールデンブザーを獲得し、決勝に直行した4組
  • 準決勝戦を勝ち抜いて、決勝に進出した6組

の総計10組が、優勝の座を賭けて競い合いました。

【AGT2024決勝戦】視聴者投票の結果

AGTの決勝戦で順位を左右するのは、視聴者からの投票数。

2024年のAGTでは、トップ5の結果は公表されましたが、6〜10位の結果は未発表のため、6位以下の順位は不明です。

決勝戦順位出場者(敬称略)演技項目ゴールデン
ブザー
ライブ・ゴールデンブザー
優勝リチャード・グドール歌唱⭕️
準優勝ロニ・サギ&リズム人と犬のダンス
3位スカイエレメンツドローン操作⭕️
4位ソランジュ・カルディナリー早着替えマジック
5位ラーンモア・ジョナシコメディ⭕️
エアフットワークスダンス⭕️
ブレント・ストリートダンス⭕️
ディーディー・サイモン歌唱⭕️
ハクナマタタ・アクロバッツアクロバティック⭕️
セバスチャン&ソニアアクロバティック⭕️
トップ5以外は順位未公開のため、アルファベット順で記載

【AGT2024】優勝者リチャード・グドールさんはアメリカンドリーム体現

「歌う用務員」のリチャード・グドールさんは、まさにアメリカンドリームをAGT優勝で体現した出場者🎵

英国のゴット・タレントBGT初代優勝者、ポール・ポッツさん、または2009年のBGT準優勝者、スーザン・ボイルさんと同様に、長年叶わぬ「歌手になりたい」夢を抱きながら、地道に生活してきたリチャードさん。

30年間、中学校で用務員の仕事をしていると自己紹介したリチャードさんは、AGTオーディション時からその素朴さ(例:AGT舞台上で演技前後にガクブル震え涙ぐむ/AGT出演で初めて飛行機を利用と告白)、誠実な印象(例:学校の生徒さんたちがリチャードさん推し/歌唱後すぐ婚約者に電話し涙)、そしてずば抜けた歌唱力で、視聴者の心を動かした出場者でした。

AGTのオーディションで「Don’t Stop Believing」を歌唱したリチャードさんは、決勝戦結果発表前のフィーナレではご本家のニール・ショーンさん&ジャーニーのメンバーと夢の共演!

オーディション時に婚約していた女性とAGT決勝戦の翌日に結婚、憧れのミュージシャンと共演、そしてAGT2024優勝で100万ドル(約1億4000万円)獲得と、55歳にしてようやく夢を実現したリチャードさんに、自分自身のまだ叶わぬ夢と希望を重ねた視聴者も、多かったはず。

【AGT2024】準優勝はロニ・サギさんと&リズムちゃんのデュオ

AGT2024準優勝に輝いたのは、犬好きなら誰もがうらやむダンスデュオ、イスラエル出身のロニさんとボーダー・コリーのリズムちゃん🎵

実は2023年度のAGT優勝者は犬の調教師エイドリアン・ストイカさん&犬のハリケーンで、しかも犬種が同じくボーダー・コリーと、同犬種のファンにとってはたまらない結果になったのでは。

野良犬保護活動をサポートしていたご家庭で育ったロニさんは、赤ちゃんのころからエネルギーが有り余るタイプの犬だったリズムちゃんのエネルギー発散方法として、ダンス調教を思いついたそう。なんて素敵なアイデア!

現在2歳半のリズムちゃんのダンスぶりからは、「飼い主のロニさんと踊るのが楽し〜い」という気持ちが視聴者にも伝わってきますよね。そしてもちろん、ロニさんがどれだけリズムちゃんを大切にしているのか、動作のすべてから感じ取れます。

リズムちゃんの軽やかなステップが、本当に可愛い〜。

虹の橋を渡ってしまったわが家のポメラニアンも、高速回転スピンと笑顔だけはリズムちゃんと同レベルで張り合えたかも?!なんて、何年経ってもわが犬への愛しさが消えません(涙)。

AGT2024決勝結果:3位はスカイ・エレメンツの皆さん

スカイ・エレメンツがAGT2024で披露したドローン操作によるライト・ショーは、「これまで見たことがない演技」を求めているゴット・タレントに、ドンピシャのパフォーマンス。

オーディションでは審査員と観客をアッと言わせ、準々決勝では審査員上げ、準決勝ではテーマ「死別」を美しく描いて感動の嵐を呼び起こしたスカイ・エレメンツは、決勝戦では「これぞアメリカ」的な演技を披露したので、AGT投票権のある米国視聴者のハートをくすぐったことは、間違いありません。

環境保護の視点からも、これからは花火の代わりにドローン・ショーの需要が高まるのではと推察しますので、AGT3位の結果は、スカイ・エレメンツにとって最高の企業PRになったと思われます。

それにしても、審査員のソフィアさんが決勝戦でコメントしていましたが、ドローン・ショーがなぜこんなにも、見る者の感情を揺さぶるのか……。

きっとその答えは、スカイ・エレメンツが卓越した創造力を駆使できるメンバーだからなのでしょうね。

AGT2024決勝結果:4位ソランジュ・カルディナリーさん

AGT2024で私のイチオシだったポルトガル出身のソランジュ・カルディナリーさんは、ご本人のすべてがチャーミング、しかも新鮮なアイデアでいっぱいの演技と、心から楽しめる出場者でした。

たとえ早着替えのトリックがどのような仕組みなのかわかったとしても、ソランジュさん独特のパフォーマンスは他の早着替えマジシャンとは比べようがないレベルなので、何度見ても飽きないほど。

準々決勝でのソランジュさん演技後、審査員のサイモンさんも彼女のAGTオーディション動画がその時点ですでに約250万回再生されている事実に触れていました。

ええ、何を隠そう、私も何度かリピートした視聴者のひとりです(笑)。

最終結果は4位でしたが、ソランジュさんの「ラスベガスで自分のショーを開く」夢が、AGT出演で実現化されるようにと、願わずにはいられません。

AGT2024決勝結果:5位ラーンモア・ジョナシさん

AGT5位の結果ですが、ジンバブエ出身のラーンモア・ジョナシさんはアフリカ人かつコメディアンとして、非常に価値ある足跡を残した出場者ではないかと思います。

アメリカ人(または先進国育ち)は意識していない米国の社会習慣を、子どものような視点でスケッチするラーンモアさんのギャグは、どんなにご機嫌斜めの日でも笑い出してしまう面白さ🎵

決勝戦でのネタに含まれていた「米国とジンバブエでの愛情表現の違い」を聞いて、言葉ではなく行動で示すという点は、もしかしたら集団社会のジンバブエと日本に共通する気質なのかも……と、考えるきっかけにもなりました。

【AGT2024ファイナリスト】ブレント・ストリートの皆さん

英国と米国のゴット・タレントに出場するダンスチームは年々増えていて、しかも各グループがとてつもなく高度な技術と団結力を持っているという、超人間的なレベルの戦い。

ブレント・ストリートは、「ダンスを通じてのストーリーテリング」という点で、他のダンスチームは追いつけないレベルのダンスを、AGT2024で演じたと思います。

しかも決勝戦までの道のりで、ストーリーテリングの独創性が毎回レベルアップしていたのは、お見事!

【AGT2024ファイナリスト】ディーディー・サイモンさん

「AGTに出場したことは、人生を変えた」と、決勝戦でのパフォーマンス直後に答えたディーディー・サイモンさん。

彼女も、優勝者のリチャード・グドールさんと同様に、ゴット・タレントの勝者パターンである「長年叶わぬ夢を胸に抱いているけれど、毎日地道に生きている、何かずば抜けた才能がある人」というプロフィールの持ち主でした(ディーディーさんは刑務所の看護師)。

決勝戦では、プロ歌手のコンサートのようなパフォーマンスを披露したディーディーさんが、それでもトップ5入りを逃している結果に、ゴット・タレント番組で視聴者の心を鷲掴みにすることの難しさが象徴されていると感じます。

それにしても、歌手で有名になるって、本当に大変なことなのね……。

【AGT2024ファイナリスト】ハクナマタタ・アクロバッツの皆さん

タンザニア出身の4人組、ハクナマタタ・アクロバッツは毎回、「もしや、失敗するのでは?」「いや、やっぱり成功!」と、視聴者をジェットコースターに乗っている気分にしてくれたパフォーマー。

一歩間違えば大怪我という技を繰り広げるなかで、個人の技能に加えて、お互いを絶対的に信頼していなければ不可能な、チームワークの素晴らしさが秀でたチームでした。

【AGT2024ファイナリスト】セバスチャンさん&ソニアさん

AGT準々決勝でのソニアさんの怪我がまだ治っていなかったため、決勝戦でもセバスチャンさんのほぼ単独演技となってしまいましたが、このおふたりのネバー・ギブアップ精神は、プロそのもの。

せっかくの大舞台で、思い切り演技ができないなんて、どんなに悔しい思いだったのかと切なくなります。

AGTでのエピソードが、セバスチャンさん&ソニアさんの今後の活動に良い影響を与えてくれるといいですね。

【AGT2024ファイナリスト】AIRFOOTWORKSの皆さん

エアフットワークスの決勝戦演技を見て、「違う、そうじゃない」と感じた視聴者は、多かったのではないでしょうか。

その理由は、あまりにも強烈すぎる背景映像。

準々決勝で、サイモンさんとホーウィーさんからダブル・ライブゴールデンブザーを獲得した演技の際には、背景映像がとても洗練されていて、エアフットワークスの動きと完璧にマッチし、だからこそ「おぉ!」という感動の連続だったのに、決勝戦での背景画像は、エアフットワークスの良さを引き下げる効果しかなかったのが、とっても残念!

AGTの公式YouTubeチャンネルが公開しているエアフットワークスの決勝戦動画コメント欄に、まさにこの点を指摘した方がいらして、

@yoyo9937

個人的に、前回の演技の背景映像は自前で、今回のはAGT側で用意されたもののように見える。音楽も日本人出演者あるあるの使おうと思ってた音楽が直前で使えなくなるパターンのように感じるのだけど…どうなんだろ

引用元:America’s Got Talent <AIRFOOTWORKS Defies Gravity With Jaw-Dropping Acrobatics! | Finals | AGT 2024> (閲覧日2024/09/27)

と記載されていたコメントに、なんとエアフットワークスご本人からのお返事が!

@AIRFOOTWORKS

クォーターファイナルの作品は全て、リーダー上西の制作でAGT側はノータッチでした。

決勝はそれが高い評価をえた事を受けて何が演出において大事か説明した上でAGT側に映像やレーザーの部分をお願いしました。ですが彼らに上西の描く世界は難し過ぎたようです。曲に関してもこちらの表現したい世界を描くために提案したものはことごとく使えませんでした。

これは外の世界で挑戦する上でよくある事ではあります。

ただ事実として、

クリエイティブにおける上西1人の総合演出がAGT総出のクリエイティブより高い評価を受けている事は誇れる事です。

汲み取っていただきありがとうございます😊

引用元:America’s Got Talent <AIRFOOTWORKS Defies Gravity With Jaw-Dropping Acrobatics! | Finals | AGT 2024> (閲覧日2024/09/27)

「やはり、そうだったのね……」と、複雑な思いが込み上げてきますが、エアフットワークスはAGTで本当に格好良かった!

出演するたびに、「前回の演技を超えるパフォーマンスを披露してやるぜ!」みたいな決意が画面から伝わってきて、本気で自分たちの目標に挑むエアフットワークスの姿勢に、私は感銘を受けました。

この次、別のゴット・タレントに出演する際には(もしかしたら、BGT?)、AIRFOOTWORKSが企画したままの創造性を反映できる舞台で、演じることができればいいですね。

その日を今から、楽しみにしています🎵

エアフットワークスAGT準々決勝時の演技は、コチラ↓の記事内でご覧いただけます。見る価値ありです!

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コチラ↓の記事に書いた私のAGT 2024決勝戦結果予想は、かなりいいとこまで当たっていた気がしません?!

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