「トップ・オブ・インターラーケン」と呼ばれているハーダークルム(標高1332m)は、インターラーケン直近にあり、絶景をバックにお食事できる観光地。
スイス在住30年の私も、年に数回訪れている大好きな場所なので、現地のリピーターだからこそ知っている情報を、まとめてご紹介します。
ハーダークルムへのケーブルカー駅はインターラーケンオスト直近
インターラーケン・オスト駅からアーレ川を渡ってすぐの場所が、ハーダーバーンの駅。
ハーダーバーン(ケーブルカー)での所要時間は、片道約10分です。
ハーダークルム「トップ・オブ・インターラーケン」訪問体験記
あいにくと、ドイツ語表記の時刻表しかウェブ検索で見つからなかったのですが、PDF内に記載されている
- Interlaken Harderbahn=インターラーケン・オストのハーダーバーン駅
- Harder Klum=ハーダークルム展望台
なので、コチラ↓にリンクを貼っておきますね。ご利用時には、必ずご自分で運行状況をご確認ください。
レトロ感いっぱいのケーブルカーで、トコトコと頂上へ。
この日は30分待ちで乗車できましたが、車内はぎゅうぎゅう詰め。
ドラマ『愛の不時着』の影響なのか、乗客のほとんどは韓国の方たちとお見受けしました。
ハーダークルムからは、左側にいつも美しくエメラルド・グリーンに輝くブリエンツ湖・・・。
そして右側には、トゥーン湖を見下ろすことができます。
ハーダークルム展望台の名物「2つの湖の橋(Zwei-Seen-Steg)」と呼ばれるウッドデッキからの眺めは、これぞスイス!という感じ。
ハーダークルムには、約1時間の周回ハイキングコースがありますが、ルート全体が森の中にあるため、スイスアルプスと湖の絶景を楽しむことはできません。
けれども、レストランのテラス席ではスイスアルプスと湖を眺めながらお食事ができますので、インターラーケン滞在中、気軽に足を伸ばして思い出の1ページを増やすのに、ハーダークルムはオススメの場所です。
レストランのスタッフも、とても親切です。
ハーダークルムのパノラマレストランから見えるアイガー・メンヒ・ユングフラウの名峰。この日も変わらぬ美しさ!
ハーダークルムにあるパノラマレストランで、私が心からオススメしたいのは、フォンデュの「Moitié-Moitié(モァティエ-モァティエ)」!
「Moitié-Moitié」はフランス語で「ハーフ&ハーフ」の意味なのですが、その名のとおり「Moitié-Moitié」は、グリュイエール (Gruyère) とヴァシュラン・フリブルジョワ (Vacherin Fribourgeois) チーズが半分ずつ混ぜてあるフォンデュの種類。
冬の時期、義弟家族と一緒に「フォンデュ・パーティしようよ!」という際には、「悪いけど、Moitié-Moitiéじゃなきゃ嫌だからね」「あたりきよ!」とお互い必ず、合言葉のように確認するのが常なほど、ファミリー総出で推しているフォンデュの種類なので、興味のある方は、ぜひチャレンジなさってみてください。
パノラマレストランで、フォンデュ用のパンが足りない場合には、お代わりも可能です。←ウチの夫だけかもしれませんが(笑)。
帰路につこうと思ったのですが、ケーブルカー待ちの長蛇の列があるとわかり、ゆったりカプチーノを飲んでからとプラン変更。
アルプスと湖の絶景を楽しめる席に、居座りたい気分だったので、待ち時間も苦になりませんでした🎵
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2024年6月現在、スイスはまるで梅雨のように雨模様の毎日。
せっかくのハイキング計画が実行できない場合や、もう一度ホテルの近場でスイスの景色を楽しみたい場合などに、ハーダークルムでのお食事は、オススメかもしれません。
皆さまのスイスでの素敵な思い出作りに、この記事が少しでもお役に立ちますように。良い滞在を!