【花束の正しい運び方】下向きに持つのは昭和世代かスパイだけ?!

雑学

「切り花を運ぶときは、下向きに」と、母親に習った昭和世代の私。

だけど、私が信じていた昭和の常識は、令和では間違いと判明しました。

そして、なんと花束を下向きに持っていたために、アメリカでスパイだと見破られた諜報員がいたと知り、さらに驚き!

【花束の正しい運び方】上向き/下向き?購入するたび悩む私

【花束の正しい運び方】上向き/下向き?購入するたび悩む私

常に自宅に切り花を飾っている、お花が大好きな私。

母に授けられた「切り花や花束を長持ちさせる方法」が効果的らしく、私が自宅に飾る花は、10日前後美しさを保ち続けてくれるのです。

ただ、毎回困ってしまうのは購入時、「切り花や花束をどう運べばいいのかしら?」という問題。

子どもの頃、これまた母に「切り花を運ぶときには、お花を下向きにね。その方がお花の先まで水が行き渡るから」と言われて育ったのですが、買い物ついでにお花を購入する私は、いつもお花以外の荷物がたくさん(←主婦感丸出し)。

片手でお花を下向きに持つと、花束がラッピングからするりと抜け落ちてしまう、なんてことも度々あったので、結局、買い物バッグの上に「花が上向き」になるように軽く乗せ、自宅への帰路に着いているのです。

でも毎回、「なんだかこれって、親の教えに背く行為?せっかくのお花も、水が足りなくて苦しんでる?」なんて、罪悪感に悩まされていたのです。

【花束の正しい運び方】正解は上向きと判明/お花屋さんの意見

紫基調の花束

そんな私の長年の疑問が、ウェブ検索であっという間に解決。

「花束は、花が上向きになるように持ち運びするのが正しい」という答えを、幾つものお花屋さんのウェブサイトで見つけました。

お花屋さんで購入する花束は、キチンと水切り処理や保水用のゲルが切り口に施されているため、プロの方々は「花を上向きに持つ」ことを推奨しています。

なぜもっと早くに調べておかなかったのかしら…。

毎回花を買い求めるたびに「しまった…。下向きに持てないわ」と悩まされても、自宅に帰るとすっかり忘れて、また次の購入時に「あぁ…」となっていたネガティブループ、私はいったい何年間引きずっていたのか(笑)。

ところで、私が母の知恵袋的に信じ込んでいた「切り花や花束は下向きに持って運ぶ」というのは、やはり昔(!)の常識のようです。

時代の変化とともに、自分が信じ込んでいる常識も変化するのだと、あらためて実感。

ブログのおかけで、また新しい知識がひとつ増えました。

【花束の正しい運び方】下向きに持ったためにFBIがスパイを見破る

だけど、元FBI捜査官、ジョー・ナヴァロさんが、ボディランゲージについて解説しているYouTube動画を見て、ビックリ。

アメリカ人になりすましてアメリカに入国していた、敵対国のある諜報員。FBIが、この人物は潜伏中の「スパイ」であると確信した理由は、「花束の持ち方」だったそうなのです。

大抵のアメリカ人は茎を持って花を上に向けます
だが この人物は茎をつかみ 花を下に向けて持っていたのです
これは東欧での持ち方です

引用元:YouTube動画 WIRED.jp <元FBI捜査官が教える、ボディランゲージから相手の心を読み解く方法 | WIRED.jp>
(更新日2021/04/22)(閲覧日2022/07/02)

ドヒャー!!私ったらスイス潜伏歴27年の間に、何回スパイもどきの「花束を下向き」スタイルで、ベルンの街を闊歩していたのか、数え切れないわ。これまで何事も起きなくて、よかった〜(笑)。

元FBI捜査官が、スパイか否かの重要ヒントとしてチェックしているポイントだということは、お国柄によって花束の運び方には、そんなに文化の違いが顕著なのかしら?と、私の頭に浮かんだ次の疑問。

ドイツ語で検索してみましたら、ドイツのQ&A掲示板で、「花束はなぜ下向きに持つのか?」という問いかけがありました。

するとその疑問に回答していた人たちは、「花先に水が行き渡るので、その方が長持ちする」という、私が母から授かったのと同じ答えのオンパレード。

この質問の仕方から、「ドイツでは花束を下向きに持つことが良いとされている」習慣があると予想されます。

また、「花束は上向き」に持つことがお花屋さんから推奨される現代において、私と同じように「花束は下向きに持つのがベスト」という、昭和世代のおばあちゃんの知恵袋情報を、ドイツの回答者たちも共有していることがわかりました。

スイスで同様のQ&Aは、見つかりませんでした。ルールでがんじがらめにしがちなスイスの文化を考えると、やや不思議な感じさえ覚えます。

とりあえず、今度からスイスの人たちがどのように花束を抱えているのかを、街中で観察しなきゃ(←いや、何のため?)。

【花束の正しい運び方】関連リンク:お花屋さんの情報だから安心

色とりどりのチューリップの花束

私が習慣化している「切り花・花束を長持ちさせるコツが、青山花茂社のウェブサイトに画像付きで詳しく説明されているのを発見しました。ちょっと手間をかけるだけで、お花の持ちが断然良くなりますので、リンクを貼っておきますね。

青山花茂 <切り花を長持ちさせるには?老舗生花店がお答えします>(更新日2020/07/28)(閲覧日2022/07/02)

花束の持ち方・運び方についての詳細情報は、コチラ↓のお花屋さん・MORIYA社のウェブサイトで見つけました。花束の渡し方でお悩みの方は必見!

MORIYA <【必読】花束の持ち方と渡し方。保管方法までご紹介【花屋監修】>(更新日2019/08/01)(閲覧日2022/07/02)

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コロナロックダウン中のスイスでは、お花屋さんも閉店していたので、日常生活にお花がもたらすパワーを、あれほど実感したことはありませんでした。

今からお花、買ってきます!

そして今日からは花束を上向きに持ちます。天国で母に会えたら、時代の変化を伝えねば(笑)。

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