【スイスの物置で南部鉄瓶を発見!】もしやお宝?貴重なお宝!

エッセイ

夫の祖父母が遺した食器用品の中に、南部鉄瓶を発見。

年季もので刻印付きの南部鉄瓶は、もしやお宝なのかも?と、ひとりでなんでも鑑定団ごっこの世界に浸った私(笑)。

テレビ出演は叶わないけれど、この南部鉄瓶が私にとってお宝になるのは、間違いなし!

自宅の物置に突入するのはさながら『川口浩探検隊』隊員の気分

自宅の物置に突入するのはさながら『川口浩探検隊』隊員の気分

最近、スイスは冷え込んでいるので、外出するのがイヤな私。

こういう時こそ、家にいる時間を有効に使わねばと思い立ち、物置の片付けに取り掛かりました。

物置って、自宅にあるのに『川口浩探検隊』が乗り込んでいく場所のような緊張感が湧いてくるのが、不思議。←意味がわかるあなたは、私と同じ昭和化石ね(笑)。

私、蜘蛛は怖くないから、もし遭遇しても逃せばいいので平気なのですが(芥川龍之介氏によるプライミング効果すごっ)、自分の記憶から消え去っているとんでもない品物が、段ボールの中から飛び出てきそうで、物置の整理はなんだか苦手なのです。

得意な人は、いないかもしれませんけど。最近は、こんまりさんでさえ、片付けにお別れを告げたみたいですし。

スイス特有防空壕仕様の物置で探検隊員の私が貴重品を発見!

スイス特有防空壕仕様の物置で探検隊員の私が貴重品を発見!

おまけにわが家の地下室は、いかにもスイスらしく非常時用の「防空壕」と同じ階層にあるため、秘密基地っぽさがハンパないのも、ただの片付けが『川口浩探検隊』の調査になる原因です。

苦手な空間での単調作業を、少しでも楽しく行うために、『安住紳一郎の日曜天国 傑作編』を聴きながら、片付け作業を開始しました。

安住さんの孤独な成人式と、今は大きく育ったサボテンの話に耳を傾け、ガハガハ笑う(←地下室の防音効果が完璧すぎて、騒音は誰にも聞こえない)私の目に留まったのは、物置の一番奥に、ひ〜っそりと隠れていた段ボール。

いつ誰がそこに置いたのかも不明な箱を引っ張り出してみると、その中身は、夫の祖父母が所有していた食器類でした。

せっかく夫の祖父母から受け継いだものの、忙しい毎日に流されて、物置の端っこに置きっぱなしだった食器に、罪悪感がつのる私。

「だけど、こういうシチュエーションで、お宝が見つかりやすいのよね」と、次の瞬間にはほくそ笑みながら箱の中身を調べ始めたのですが…。

あら大変!

とんでもないお宝が出てきたのです。

関連リンクswissinfo.ch <まだスイスだけが作り続ける防空壕>(更新日2009/07/06)(閲覧日2023/02/09)

50年以上前の南部鉄瓶に刻印あり。なんでも鑑定団に出演できる?

50年以上前の南部鉄瓶に刻印あり。なんでも鑑定団に出演できる?
画像は私の脳内イメージです。

私が発見したお宝は、「南部鉄瓶」。

夫の祖父母は、私がスイスに移住する前に亡くなっているのですが、私が知る限り、日本に旅行したことはなかったはず。

今の時代ならば、オシャレなインテリアショップなどで南部鉄瓶が販売されているのを、スイスでもしばしば見かけます。

けれども、夫の祖父母は少なくとも50年ほど前に、この鉄瓶を手に入れたはず。いったいどのようなルートで、彼らの手元に届いたのかが気になりますが、確かめる方法はなし。

「本物の南部鉄瓶かしら?」と思いつつ、黒い鉄瓶をしげしげと眺めましたら、側面に『岩鋳』の刻印が。

その途端、私は妄想の世界に飛び立ちました。

頭の中には、「スイスの地下室に埋もれていた南部鉄瓶の超レア品、なんと日本人が発見!」のテロップと共に、「なんでも鑑定団」に出演するシーン。

撮影の前に、物置を片付けないといけないけれど、致し方ないわ。

もしかしたら、クリスティーズに出品して大騒ぎになるかもしれない…。そうなったら、発見場所をカメラに収めたい人も出てくるはずなどと想像を働かせながら、私はワクワク。

『岩鋳』は岩手県盛岡市で南部鉄器を作り続ける伝統の担い手と判明

『岩鋳』は岩手県盛岡市で南部鉄器を作り続ける伝統の担い手と判明

「南部鉄瓶ならば、今でも企業名が見つかるかもしれない」と思い、早速ウェブ検索してみたところ、すぐに『岩鋳』(IWACHU)の公式サイトが見つかりました。

やはり、本物は時代を超えて人々に愛される証ですよね。

自宅で見つけた南部鉄瓶にあった刻印は、本当に『岩鋳』のものであることが判明し、この時点で私はすでに感激(涙)。

1902年に創業した『岩鋳』(岩手県盛岡市)は、南部鉄器の伝統を大切にしながら、現代の生活形態と海外での需要になじむ高品質の製品製造・販売に、積極的に取り組んでいる企業だということが、公式サイトの情報からわかりました。リンクはコチラ↓。

外部リンク南部鉄器(株)岩鋳 IWACHUオフィシャルサイト(閲覧日2023/02/09)

【スイスの物置から出てきた南部鉄瓶】価値あるお宝?私のお宝!

【スイスの物置から出てきた南部鉄瓶】価値あるお宝?私のお宝!

私の想像は外れ、わが家の物置に眠っていた南部鉄瓶は、「なんでも鑑定団」で話題になるような逸品ではなかったこともすぐに判明したので、ちょっぴり残念(笑)。

けれどもわが家で見つかった鉄瓶は、IH対応しているタイプだったので、電磁ヒーターしかないウチにとって、これはうれしいサプライズ!

伝統を大切にしながら、常にチャレンジし続けている職人技が生み出している『岩鋳』の南部鉄瓶を、思いがけず夫の祖父母の遺品から譲り受けた日本育ちの私は、幸せ者です。

これから、スイスでの毎日のティータイムを豊かにしてくれる『岩鋳』の南部鉄瓶は、私のお宝に決定です♪

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錆びついた部分があったので、「さて、南部鉄瓶のお手入れはどうしましょう」と悩んだ私ですが、『岩鋳』社のオンラインショップに、手入れの仕方が丁寧に解説されていたので、とても参考になりました。リンクはコチラ↓です。

外部リンク岩鋳 OnlineStore <南部鉄器のご使用方法とお手入れ>(閲覧日2023/02/09)

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