スイスの首都・ベルンにあるバラ公園「Rosengarten(ローゼンガルテン)」は、ユネスコ世界文化遺産に登録されている旧市街を高台から一望できる、特等席。私が大好きな場所のひとつです。
地元ののんびり感を味わえるバラ公園への行き方・レストラン情報、そして市民と観光客に愛される桜のお話を地元民の私がご紹介します。
【スイス・ベルン観光】バラ公園「ローゼンガルテン」への行き方
私がオススメする観光コースは、
- ベルン駅から、まずローゼンガルテンへ向かって、その後旧市街の中心部を観光し、再び駅に戻る
- ベルン駅から旧市街を散策して、ローゼンガルテンで休憩。その後、駅へ直行または旧市街散策を経て駅へ戻る
3つのパターンです。
【スイス・ベルンのバラ公園】①ベルン駅から徒歩で行く場合
SBB(スイス鉄道)ベルン駅からローゼンガルテンまで、歩いても30〜40分でたどり着ける距離です。
ただし徒歩経路の最後、熊公園(ベーレングラーベン)からローゼンガルテンへと続く坂は、約50mの高度差があり心理的な傾斜は45度以上(あくまで私の目視感)、おまけに石畳で上りにくいという、心臓破りコースです。
【スイス・ベルンのバラ公園】②ベルン駅からバスで行く場合
せっかくの旅の途中、フィットネスジム擬似体験は遠慮したいとお思いの方は、ベルン駅から10番のバス「Ostermundigen」行きに乗ってください。
ローゼンガルテンは、ベルン駅から6つ目の駅です。バス内の車内放送と電光掲示板で、駅名を確認することができます。
バス乗り場へは、SBBベルン駅の出発掲示板兼待ち合わせ場所を背にして立ち、ひたすら真っ直ぐ歩きます。
「LOEB」というデパートの右側にある、UBS銀行の前にある「Kante L」が乗り場です(上の画像)。
【スイス・ベルンのバラ公園】③バスでベルン駅に戻る方法
バラ公園からベルン駅へ戻るためのバス停は、旧市街への眺望を背にして、レストラン「ローゼンガルテン」が右側にくるポジションに立って道路へと歩き、横断歩道を渡った向こう側にあります。
「10番」のバスなら、どの行き先でもベルン駅に止まるので、大丈夫です。
【スイス・ベルン観光】バラ公園「ローゼンガルテン」でのお食事処
ローゼンガルテンには、同名のレストランがあります。
私の体験では、スタッフも感じの良い方たちなので、ベルン観光での休憩・お食事処としていかがでしょう。特に、ベルンのアウトドアのんびり感と旧市街の景色を楽しめるテラス席が、オススメです。
また、レストランの公式サイトにはライブカメラ情報があるので、お花見の際には桜の開花状態をチェックしたり、現地のお天気を確認したりすることもできて、とても便利。
サイト内ではメニューも見ることができます(サイト下部)。
いつも観光客と地元民で大にぎわいのお店なので、室内で窓際の席をご希望の場合は、予約必須かと思います。
リンクはコチラ↓。
外部リンク:レストラン「ローゼンガルテン」公式サイト(英語版)
【スイス・ベルン観光】バラ公園は日本人が寄贈した桜の名所
ベルンのバラ公園は、スイスのオンラインニュースサイトでインスタ向きの桜の名所にピックアップされている場所でもあります。
しかもバラ公園を彩る桜・ソメイヨシノは、1975年に奈良県御出身の浦田善之さんが寄贈されたお品で、2019年に再植樹が行われたという、日本にゆかりの深い桜なのです。
浦田さんは生前、酪農を営まれていたことから、スイスでの実習体験をなさったとのこと。浦田さんがスイス滞在で得た印象は、50年以上経った今でも、非常に興味深い内容です。
私を含めて、地元民には「バラ公園の桜は、平地に植えて、日本のようにお花見を楽しめるようにしたらいいのに!」という声も少なからずあるのですが、公園内の芝生環境を維持するために、再植樹もあえて斜面が選ばれたとのことで、ちょっぴり、残念。
日本人の浦田さんご寄贈のソメイヨシノがバラ公園の桜の発端であると知って以来、私は毎年、桜の満開時期にはローゼンガルテンを訪れているのですが、今年も桜を楽しむ観光客で、心臓破りの坂があふれかえっていました!
日本人としても、ウレシイ限りです🎵
ベルンに素敵な贈り物をくださった浦田善之さんに、心から感謝いたします。
浦田さんのようにオシャレなアイデアの贈り物ができる、粋な大人でありたいと、しみじみ思うアラカンの私です。
<関連サイト>
スイス政府観光局(日本語版)<ローゼンガルテン(バラ公園)>(閲覧日2024/04/02)
SWI <ベルン・バラ公園のソメイヨシノ 若木が語り継ぐ酪農交流の歴史>(更新日2019/04/02)(閲覧日2024/04/05)
watson <Wegen dieser Schweizer Strassen dreht Instagram in diesen Tagen (zu Recht) durch> (更新日2024/03/20)(閲覧日2024/04/05)